愛犬を看取るということ 〜be with my dog〜 | 執筆、自遊仕事人

執筆、自遊仕事人

シナリオライター。兼、自称”オールジャンルフリーライター”

 
大変ご心配をおかけしました。
久しぶりのブログ更新での突然のご報告で、大変失礼いたしました。
ずっと下書きのままだった記事をアップします。
これまで何があったのかを記しています。

このような報告や内容が苦手な方は、どうぞお控えください。
 
 
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昨年の暮れからずっと生き地獄でした……
 
何が起きていたかというと、
昨年11月の母の緊急入院から母は1ヶ月後に退院、その5日後(前記事アップの3日後)に太郎王子の容体が急変しました。
 
トリミング翌日、吐血に高熱…、トリミング中に悪いものに感染したのか、その疲れが引き金になり病気となったのか真相はわかりません。
とにかく、それまでは食欲旺盛で元気いっぱいだった!
尿結石の術後も良好で、クッシングも落ち着いていたし、現に血液検査もよかったのだから。
だからこの急変が全く受け入れられなかった。
 
でも、太郎王子もそう…
母の入退院、ずっとお世話になっていたトリマーさんが遠くに異動したため動物病院内サロンに変更してしまったこと、私がその日出社日で家にいなかったこと、全ての環境の急変とタイミングが太郎くんの免疫力を低下させ、大病を引き起こしてしまった……
 
 
約1週間入院し、一時は回復したものの、
白血球とCRPが測定不能の高値のまま。
年越せるか微妙に……
2021年をなんとか迎えたけれど、思うように回復しない。ホームドクターの診断にも納得いかず不信感が出てきました。
それからセカンドオピニオンをして、真実が明るみに……
 
 
胃に腫瘍
重度の貧血
CRP測定不能
 
3ヶ月、毎日シリンジで強制給餌で栄養補給。
(年が明けてから、水は飲むけど自力では食べられませんでした)
 
セカンドオピニオンの病院で処方していただいた薬が効いて、症状も落ち着き気味に。
奇跡的に自力で2日ほど、カリカリご飯も食べられた日もありました。
 
手で差し出すと食べるものは何でもあげた。
カステラ、焼き鳥、ちくわ…、でも翌日には食べなくなったり、本当に大変でした。
でも、ついに大好物だったレバーやトマト、おやつも復活!この調子!!と。
 
2月26日13才の誕生日も迎えられました!!
お誕生日だからキレイにしたかったけど、ずっとシャンプーできないままだったね…
 
 
しかし翌日、心臓発作を起こす。
栄養状態が良くなり、心臓の負担になってしまったのかもしれません。
そして肺水腫まで起こし、呼吸困難になりました。それでも、翌週には落ち着き、セカンドオピニオンの病院で検査、心臓自体は問題ないとのこと。
ただ相変わらず貧血がひどい。一番の心配は貧血だと。
 
3月上旬には測定不能からCRPも4まで下がりました。(それでも異常値)
しかし貧血はひどいまま……
 
 
回復を信じ、毎日家族で力を合わせて頑張りました。
太郎王子が一番頑張った!!!!!!!!!!!!
 
 
3月の父の誕生日、母の誕生日も一緒にお祝いしてくれた。
 
母の誕生日
 
でも、この頃からお肉以外食べず、みるみる体重も脱毛もひどく、視力の衰えをも感じました。
いわゆる、がん末期患者の悪液質になってしまった気がしました……
 
2021年3月27日
桜が満開!
立ってるのがやっと……
 
翌日、父がなでなですると、お肉の盛り合わせをがっつり食べた!
太郎くんの最後の晩餐でした。
 
その晩、呼吸が今までにない口呼吸に。
ついに寝場所移動も自力でお水飲むこともできなくなりました……
私もその日はすぐだと覚悟し始める。
 
3月31日、気持ちよい春日和。
私の部屋で日向ぼっこねんねしていると、尻から大量の便が出てきて、私の全身は凍りつきました。
最期のお知らせと言われるものだったから。
 
お尻が汚れたのできれいにしました。
でも、またその2時間後に出てきた。
便のにおいとも違う、胸が痛くなる今までにないにおい。
完全に救えない、完全にダメだと思った。
 
21時30分頃、亡くなる1時間前…
大きいお目目でキョロキョロしていた。
だからまだ今日ではない、大丈夫だと信じてた。
 
その後、恐ろしいタール便。
(噂には聞いていたけど、先代太郎たちにはなかったことで今回初めて目にしました)
 
お尻が大変なことに。
父と一緒に、太郎くんを支えながらお尻を洗い終えたあと、クーンと小さな声……
 
太郎王子一番のお世話係だった父の腕の中で息を引き取りました。
 
2021年3月31日 22時30分
家族に見守られ、3代目太郎くん永眠。
 
翌日は一緒に過ごし、4月2日に旅立ちました。
お兄ちゃんたち、お迎えに来てくれたかな??
 
 
お花に囲まれて。
10キロ、骨太スタイル抜群だった太郎くん。
骨もしっかり丈夫で、それだけに悲しかった。
 
 
発症から3ヶ月半。
緊急事態宣言のおかげで、最小限の出社に抑え在宅勤務で太郎王子の看病に全力を尽くせました。
スノーボードもシナリオも外出も自分のことは何もせず、ただただ太郎王子のそばにずっといられて幸せでした。
でもまだまだ一緒にいたかった。
15才まではいてほしかった。
これ以上よくならなくてもいい、時間止まってと何度願っただろう。
いっそうのこと震災でも起きて、家族全員で死ねたらどんなにいいかと本気で願った。
 
お姉ちゃんが絶対治すからね!
だから太郎ちゃんも頑張ってね!
 
私の勝手な約束を太郎王子は最後の最期まで守ってくれました。
私は太郎王子を無理矢理頑張らせてしまった。
太郎ちゃん、本当にごめんね。苦しかったよね、つらかったよね。なのに、ずっとお姉ちゃんの言うこと聞いてくれて本当にありがとう。
結果的に試練ばかり与えてしまって、もっと早い段階で楽に逝かせてあげればよかったと、私が死に時を奪ってしまったと強く後悔もしています。
 
特にGWは太郎ロスがひどく、引きこもり病みまくりました……
半年寝不足だったので、寝まくりました。寝ても寝ても寝たりないくらい。
そしてやったことは、折り紙で鯉のぼり作ったくらい。
 
こどもの日がつらかった。
こどもの日は、太郎くんが来た日だったから。
本当のお誕生日みたいなものだから。
13年……人間だと中学一年生です。
 
 
そして、四十九日を迎える前日。
11月に母が倒れて以来初めて、太郎くんが一番大好きだった公園へ、ラン&ウォークに行きました。
少し遠いので、 元気でないと行けなかったところ。10月に行ったっきりだったから、病気治してまた行こうねと約束していました。
太郎くんの一番大好きな場所で虹が……虹 
虹の橋はあるのかもと初めて思ってしまった。
 
 
少しずつ進んでいこう。
残された私は生きなきゃいけない。
太郎くんが好きだった私でなきゃいけない。
輪廻転生、都合よく信じる!
 
 
 
2020年11月23日撮影
 
今まで、ボクのことかわいいと褒めてくれたり、病気やケガを心配してくれた皆様、本当にありがとうございましたあしあとラブラブ
 
 
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【もう一度お願い】

前記事とこちら記事はコメント欄を閉じさせていただきます。

今回このような報告であり、また月日も経過しております。皆様にお気を遣わせてしまうのも、私自身大変申し訳ない気持ちになりますので、ご厚志は謹んでご辞退申し上げます。

 

読まれた後も、太郎くんは今、痛みから解放されて元気いっぱいお空で走ってるんだ〜と明るい気持ちでいてください!お願いします。

(今頃、サンタ?トナカイ?役の練習をしているかもしれません( ´艸`)

 

次記事からは通常運転にします。

何もなかったことのようにお付き合いいただければ、太郎王子も私も、とてもとても嬉しいです!

 

また、太郎王子の勇姿、生きた証、家族のあゆみを、別サイトに記録することを始めました。

もう二度と同じことをしない、同じ思いを他の方にもさせたくない、そんな情報発信と収集のために役に立てればという願いも込めて。

今までの太郎王子の記事もこちらにまとめて、あまり暗くならないブログにしていこうと思っています。

ちらっと覗いていただければ幸いです!