みんな大好き♡な

「応答せよ」シリーズ



イ・ウジョン作家を中心に
何人かの作家さんたちが
チームとなって執筆したそうですが

後に、メインのイ・ウジョン作家は
「賢い医師生活」


イ・ソネ作家は「20世紀少年少女」


そして、チョン・ボフン作家は
「賢い監房生活」を執筆


まだ20世紀〜は見ていないのですが
よこりんちゃんの感想を読ませていただくと

アプローチの仕方は違えど
やっぱりどの作家さん、どの作品も
ささやかな日常に潜む
人のあったかさとか情…人間のの部分を
描こうとしているのかな、と感じますが
特に私は、賢い監房生活が大好き!

というより
チョン・ボフンという作家さんが描くお話が
好きなんだなってことを
「ラケット少年団」にて再確認♡


チョンボフンさんが描くドラマって
いわゆる善人も悪人も出てくる
ふつーーーの社会のお話なんですよ


世知辛い世の中とか、悪人を描くことで
善をより際立たせる手法というんでしょうか

とはいうものの
いつも朗らかで陽気な人たちとか
とてつもない善人に光をあてる
崇高な世界のお話じゃなくて


ちょーっと頼りなくてだらしなかったり
(序盤は本当に酷かったw)


コーチとしては完璧だけど
母親としては半人前だったり


感情表現の方法が複雑だったり


言動や態度が人を寄せ付けなかったり

善人でも悪人でもない
見渡せばそこかしこにいる
普通の人たちなんですよね〜

それは、とっても良い子に思える
(実際めっちゃ良い子だけど!)
子供たちだって同じで
けっして完璧じゃないんですよね


そもそも人間って
善と悪で二分できるような
単純な生き物じゃなくて

何かの拍子で利己的になったり
感情的になって誰かを傷つけたり

後から我に返って反省して落ち込んだり
なのにまた同じことを繰り返しちゃったり
進歩がなくてどうしようもないけど

その人の良いところも悪いところも
引っくるめて受け入れる、
受け入れるとまではいかなくても
わかり合う努力をする、
互いに心地よい距離感を見つける

社会ってそういうもので
生きていくってそういうもので

いつも良い人でなくたっていい
誰にとっても良い人でなくたっていい
時々でいい、余裕のある時でいいから
誰かに少しだけ優しくしよう親切にしよう

そう言われているようで
ホッとするっていうんでしょうか

チョンボフンさんが描く寛容さが
私は好きなんだと思います

たまーに出てくる小狡いヤツ
極悪なヤツには本当に腹が立つし
理解できなかったりもするけど


どうしてこういう行動に出るんだろう?
どうしてこうなっちゃうんだろう?
って考えが頭をよぎるし

彼らは極端な例かもしれないけど
こーゆー悪い思考の芽のようなものは
いつ自分の心にニョッキリ生えてきても
おかしくはないんじゃないか?とも思えます

なんか何が言いたいのか
よくわからなくなってきたけども(笑)

白狼と呼ばれる監督こそが
このドラマの象徴的存在だと思うんですが


コーチがひどい失敗をした時も責めなかったし
子供たちを含め、自分と関わる全ての人を
忍耐強く見守ってましたよねー

過去の忘れ物を
置き去りのままにしなかったことに
このドラマの温かさを感じたし


主役にはなれなくたって
影で努力し続けた子を
表舞台に引っ張り出したことに
作家さんの優しさを感じて、泣けた


この人に対する救済措置にも
同じものを感じたな…🥲


人間として善良でありたい、と思うと同時に
他人に対して寛容でありたい
過ちを赦せる優しい人間でありたいな…

少年たちだけでなく
彼らと関わる大人たちも
共に学んで成長していく青春群像劇

ラケット少年団最高でした♡


次回作にも期待してます♡