ドラマ 宇宙を駆けるよだか 感想

入れ替わりモノ、憑依モノ…

韓ドラファンの皆様は
さんっざん見てきたと思うのですが


これ秀作ですよ！！！

原作は漫画と知り
即購入しました！


全３巻、、、
濃厚濃密！！素晴らしい！！

人格が入れ替わったり憑依する話って
どうしてもコメディ色が
強くなってしまうんですが

入れ替わったからこそ
見えてくるものについて
しっかり描かれている作品です

あらすじは
こちらをどーぞ↓



 
ヒロインのあゆみ


この子の凄いところは
然子と入れ替わってから一度たりとも


然子の外見を
恥じなかったことです

自分の体を奪われたことを
純粋に悲しむだけであって
然子が可愛くないとか
太ってるということにすら
中盤まで気付きませんでした

他人と自分を比べたり
外見で優劣をつける
という概念がなかった子なんです

が、この作品のいいところは
けしてそこを美徳とはせずに

他者から虐げられて
苦しむ存在がいたことに
気づかずに生きてきた自分を
恥ずかしいと思わせたこと


然子の中にいることで
生まれて初めて
理由もなく傷つけられたり
からかわれたりすることの辛さや

自分と他人とを比べて
落ち込んだり恥ずかしく思う
気持ちを知るのです

一方の然子


当初彼女は、
あゆみの体を奪った悪役のような
存在として描かれていました

体だけではなく
家族、親友、好きな人まで
あゆみから取り上げ
夢にまでみた人生を
手に入れたはずでした

しかし、然子として生きるあゆみが
少しずつ他人に受け入れられていく様子を
目の当たりにして

大事なのは中身であって外見ではない
外見が変わっても
中身が変わらなければ幸せにはなれない
ことに気づかされ


少しずつ壊れていきます

(ただのカワイコちゃんじゃないのよ
この清原果耶ちゃん)


結局幸せにはなれずに
絶望して自暴自棄になる
クライマックスシーンは
見応え十分でした！


そして、、、
あゆみを支える二人の男子
火賀(かが)くんと


しろちゃん


この二人の存在こそが
ファンタジーっす

まず火賀くんは
然子の中にあゆみがいることに
一番はじめに気がつきます

そこからの彼は
周りからどんなに
からかわれようとも


全力であゆみを守り抜くの！

一度入れ替わってしまったら
二度と元には戻れない
という衝撃の真実を知った時も

あゆみ以上に涙を流しながら


元に戻らなくたっていい
どんな姿だっていい
俺が一人で
お前の周りにいた全員分愛したる！！


火賀ーーーーー！！！！
ってなりました、はい。

若干ジャニーズアレルギーのある
私でございますが
関西弁のキャラには
萌えない私でございますが

火賀くん…いいっ！
ってなりました。
こんな男子いないよね〜w


最後の最後の瞬間まで
ほんとーーーに良いやつ！でした

そして、しろちゃんも
方法こそ違えど、命をかけて
あゆみを守ろうとする姿勢は
かっちょよかったです

が、原作とは違い
ドラマではあまり
しろちゃんの良さが
出てないかもしれないですね


めっちゃ良い子なんですけどね
しろちゃん。

あゆみが好きになるのも
わかります


本当に良くできた作品ですが
もちろん
現実はこんなに優しくないことを
私たちは知っています

外見より中身が大事とわかっていても
見た目で判断することの方が
多いのではないでしょうか

そして
いったんねじ曲がってしまった心は
簡単には元に戻りません
人間関係だって同じで
いじめっ子が急に素直になるなんて
現実にはありえません

そういう意味でこのお話は
究極のキレイゴトを
描き切った作品です

人間はこうであってほしい…
そんな切実な願いや希望が感じられる
優しい物語です

残念ながら今のところ
Netflixでしか配信されておりませんが
ぜひ、
たくさんの人に見ていただきたい！  

日本の漫画、ドラマも
まだまだ捨てたもんじゃないと
思っていただけるんじゃないかしら

みなさんの感想
お待ちしてますね

それでは、、、