~第九話 璃音~
慎吾は璃音の家の前で立っていた。
本当に来てしまった。
半分後悔して、半分来てよかったと思う。
でも、入ることができない。
いや、入れないのだ。
すると、璃音の家の扉から恵理が出てきた。
「待ってたよ。」
恵理の言われるがままに慎吾は入っていく。
璃音の部屋の扉を開けると、璃音がいた。
「――璃音・・・」
「慎吾――ごめん。」
璃音は悲しそうな顔でそういった。
「・・・え??」
「勘違いしちゃってさ。。。」
「・・・・・・・」
「許してください」
「――いいよ。俺の方こそごめん。ついカッとなって」
すると璃音がとてつもない発言をした。
「うん・・・あのさぁ、慎吾お前は沙耶ちゃんのことが好きなの?」
「・・・なわけないじゃん」
璃音はホッとして
「じゃあ、とっちゃうから」
びっくりしたのか慎吾は
「・・・はあっ!?なんでとられなきゃなんないんだよ!」
「あれ?好きじゃないんでしょ?」
璃音はニタニタしてる。
正直・・・キモイと慎吾は思った。
「本当はどうかわかんないんだよ」
「あのさ、」
恵理が口をはさんだ。
「もう一つ。やることあんじゃないの?桐谷慎吾。」
「・・・うん。」
そういって彼は走って行った・・・
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つづく
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