今日12月10日から16日までは「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」です。
必ず取り戻すのサムネイル
一般質問を行いました。

一般質問は定例会ごとにあり、議員が本会議の中で市政全般に関して行政側に現状や見通しを質すことができます。

長久手市議会では1人60分間。
長久手市議会基本条例では次のように定めています。
第9条 議会は二元代表制の下、市長その他の執行機関(以下「市長等」という。)との対等な関係を構築し、次に掲げるところにより、緊張関係の保持に努めなければならない。
(1) 本会議における一般質問は、広く市政上の論点及び争点を明確にするため、一問一答方式で行うものとする。


今議会は16名が一般質問を行いました。(通告内容一覧

私は4項目を通告。
1項目 教育の充実について
新体制のもとで、次の4つを進めてほしいという思いで質問しました。
①GIGAスクール構想の前倒しで来月調達できるタブレットを持ち帰らるように。
②不登校児童生徒が自宅学習を出席扱いにし評価できる制度を。
③障がいのある児童生徒の入学に十分な対応を。
④北朝鮮による拉致問題を国務大臣、文科科学大臣からの依頼どおりに人権教育として学校で学ぶ機会の確保を。

10月に任命された新教育長の抱負・取り組みについて問うたところ。
金子みすずさんの「わたしと小鳥と鈴と」にある「みんなちがって、みんないい」という一節を紹介され、「次代を担う子ども達には自他を大切にしながら、将来、社会参画するしなやかな力を身につけてほしいと強く願っています。」と語られました。

私の父が金子みすゞさんの本に出会い感銘を受けて、家族で山口県長門市仙崎を巡ったことを思い出しました。
結婚前なので20年以上前ですが、クジラの赤ちゃんのお墓が丘の上にありました。
お墓には、「クジラ漁でとったクジラは肉はもちろん、ひげも骨もすべて使うけれど、お腹に赤ちゃんがいたときには赤ちゃんには刃を一切入れず弔う」と紹介がありました。古い記憶なので記憶違いの部分があるかもしれませんが、そういう人の食べなければ生きていけない性と殺生を悔やむ気持ちからクジラの赤ちゃんをお墓に弔う文化を長門の人たちが持っていて。その日常を詩にしたのが金子みすゞさんなのかなと思いました。

金子みすゞさんは能力がありながらも実の弟さん以外の身近な人に評価されず、昭和5年に26歳で亡くなっています。死後随分経ってから教科書に紹介されるほどに広く知られるようになりました。どの詞も短く簡単な言葉ですが、物の見方が一方方向からじゃないことに気付かされます。

新教育長には、子ども一人ひとりに凸凹があっても能力をきちんと評価できる制度づくりをお願いしたいと期待しています!

①GIGAスクール構想の前倒しで来月調達できるタブレットを持ち帰れるように。
>>>
コロナでの休校明け、文部科学省が行った6月12日「学びの保障」オンラインフォーラムで事例発表のあった兵庫県尼崎市の考え方や大阪府箕面市の実践、情報発信の方法としては奈良県奈良市の取り組みなどうまくいっているところを真似するところから始めたらどうか。
※お隣日進市では9月補正で就学援助を受給する生体に対しモバイルルータ貸与を決めている。(長久手は検討、研究中)

②不登校児童生徒が自宅学習を出席扱いにし評価できる制度を。
>>>
不登校の児童生徒への支援の在り方についての通知をもとに、教育委員会で在籍校の校長が出席扱いについて有効・適切であると判断する場合の基準を作る必要があるのではないか。例:(さいたま市教育委員会作成資料2)(兵庫県教育委員会作成P5.6
不登校だからといって英数国理社音楽体育美術技術家庭科がオール1なんてことで良いのか。学校に来ていないけれど、数学が得意だったり、美術が得意だったりするかもしれない。一人ひとりをきちんと評価することで自己肯定感を高め,学校への 帰や社会的自立を支援することにつながると思っています。

③障がいのある児童生徒の入学に十分な対応を。
>>>
障がいのあるお子さんが生まれた家庭では手探りで子育てをしています。地域の小学校に入学するにも教育委員会や学校と事前の調整が必要になるのが現実問題です。(障がいがない子供であれば年長の秋頃身体検査の通知が来るのでそれを受けれという流れで問題はない。)保護者の意向を受け、支援の体制(予算が必要)を整えていくために就学相談や学校見学をいつ始めれば間に合うのか確認しました。2歳じゃ早いかもしれないが、3歳には相談に来てほしいということでした。
必要な家庭にこの情報が届きますように。

現在、第4次長久手市障がい者基本計画を策定中です。これに伴いアンケートしたものが市役所のホームページにアップしてあります。障がいの施策に関する意識調査
障害のある当事者へのアンケートは回答率50%です。
問48の1「長久手市が暮らしにくい理由は何ですか。」
・人々が冷たい。
・障害への偏見が多い。
・学校生活において、登下校の親の付き添い。遠足、野外活動、修学旅行、分団会での出席でさえも親の付き添いが強制されている。児童の程度と言うよりは、学校の悪しきしきたりのようで、学校によりその対応もまったく違い、同じ市内でも親の負担に差がある。先生に訴 えても「私たちの力ではどうにもならない」と言われるだけで、まったく変わらず。スクー ルカウンセラーも同じ。市としての方針をしっかりと立て、上からの指示としてせめて市内 は同じ対応をしていただきたい。

読んでいて、胸が痛い内容もありますが、何に困っているのか、どんな支援が必要なのか、今後パブリックコメントなども実施されると思いますので、お時間の有るときに読んでみてください。

④北朝鮮による拉致問題を国務大臣、文科科学大臣からの依頼どおりに人権教育として学校で学ぶ機会の確保を。
教育長、教育部長ともにアニメ「めぐみ」を見たとのことでした。突然に引き裂かれたご家族を思うと悲痛な思い出いっぱいだが、人権問題はこれだけではないのでこれに特化して教育するのは苦しい(答弁はもう少しボリュームがあります、動画は1週間ほど、議事録は3ヶ月後に市議会ホームページにアップされます)ということだったので、現場の個々の先生に見ていただき、クラスでどのように教材として使えるか判断して欲しい、見せるか見せないかを見てない人が判断すべきではないので、見ていただけるように。(経過についてはまた確認していきます)

(-_-)zzz おやすみなさい。
2項目め以降は明日続きを。

それにしても、AI議事録作成が賢く進化!


導入から短い期間で肌感覚的に8割の正解から9割までいった感じ。

「なかじま和代」も認識して文字起こし\(^o^)/
ありがとうございました!

一般質問60分間を文字にすると17,808文字。


学びの保障フォーラムで資料の最後にあった言葉。



ランキングに参加しています♪♪
ぽちっと応援♪よろしくお願いします。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

■ なかじま和代 | Nakajima-Kazuyo CCN