碧いラフレシアの花 その753 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代



思えば10年前一番ふざけていたTAKAがマトモな人生を歩んでいる気がした。


「TAKAちゃんは音楽辞めたら餓死するね。」とKENちゃんは10年前はTAKAをおちょくっていたけれど・・・・・

今では自分が音楽を辞めたら・・というか、バンドが自体がぽしゃったら餓死しそうだった。


KENちゃんがファッションヘルスのサンドイッチマンをしている時に見たTAKAは高そうなスーツを着ていた。






だいたい、あいつに今威張れる事って、あいつの奥さんがデブになる前にこっそり隠れて不倫でアパートで抱いていた事くらいなんだろうな・・・・。





KENちゃんは虚しくなった。


KENちゃんのバンドのファンのU子さんはオバケのQ太郎のU子さんに似ていたのでU子さんと呼ばれていた。


こんなU子さんのKENちゃんへのストーカー行為に電話攻撃というのがあり、深夜でも「青木さんの声が聞きたくて・・。」と電話をして来た。

かなり前から怖かったが、最近はもっと怖くなった。



笑っていた奴が笑われて・・・

笑われていた奴が笑って・・・


そういう人生に何かKENちゃんは悲しくなってきた。


今KENちゃんを愛してくれるのはU子さんだけだった。