「TAKAって少女漫画なんかじゃないよ。中身は青年漫画って感じ。セックス、ドラック・・とかもう基本そっち系の人だった。」
「今じゃ、有名プロデューサーなのにね。女性誌に家庭的で病気の妻を支えてるとか書いてあったけど。あと子煩悩とか書いてあった。」
「なんか考えられない。変わったのか?」
「人は変わるよ、青木君。沢田隆章もまさか君みたいな旧バンドメンバーに愛妻が喰われていたとは思ってもいないだろうよ。くわばら。くわばら。君も変わりなさい!」
「え・・どうやって変わるの?」
「もっと楽しい事をするんだよ。そんなうじうじした人妻の事は忘れなさい。」
「あはは、変な女が好きなんです。俺。いつも失敗だらけ。」
「今度一緒に楽しい所に行こうよ。君を幸せにしたいよ。」
「それってどこですか?」KENちゃんが苦笑しながら聞いた。
「フィリピーナパブ。」中村さんが得意そうに言った。
「ちょっと、いやだ。俺、それはパス。」
KENちゃんが慌てて断ろうとした。
「みんな最初は嫌だっていうのに、また行きましょう・・!に変わるよ。仲間を増やしたいなぁ。」
「えー。」
「楽しいから!絶対楽しいから!」
中村さんが強引に押した。
KENちゃんは断れなくなった。