碧いラフレシアの花 その683 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


「TAKAって少女漫画なんかじゃないよ。中身は青年漫画って感じ。セックス、ドラック・・とかもう基本そっち系の人だった。」

「今じゃ、有名プロデューサーなのにね。女性誌に家庭的で病気の妻を支えてるとか書いてあったけど。あと子煩悩とか書いてあった。」

「なんか考えられない。変わったのか?」

「人は変わるよ、青木君。沢田隆章もまさか君みたいな旧バンドメンバーに愛妻が喰われていたとは思ってもいないだろうよ。くわばら。くわばら。君も変わりなさい!」

「え・・どうやって変わるの?」

「もっと楽しい事をするんだよ。そんなうじうじした人妻の事は忘れなさい。」

「あはは、変な女が好きなんです。俺。いつも失敗だらけ。」

「今度一緒に楽しい所に行こうよ。君を幸せにしたいよ。」

「それってどこですか?」KENちゃんが苦笑しながら聞いた。

「フィリピーナパブ。」中村さんが得意そうに言った。

「ちょっと、いやだ。俺、それはパス。」

KENちゃんが慌てて断ろうとした。

「みんな最初は嫌だっていうのに、また行きましょう・・!に変わるよ。仲間を増やしたいなぁ。」

「えー。」

「楽しいから!絶対楽しいから!」

中村さんが強引に押した。

KENちゃんは断れなくなった。