「TAKAの金で買った物は全部TAKAの名義にして頂戴。そのほうが離婚の時あんたもラクだよ。」
「どうしてそういうことを言うんだ。喜ばせようと思って言ってるのに、たたみかけるようにそれかよ。」
TAKAがむっとした顔をした。
「名義はともかく・・そのハワイのホテルはやめたほうがいいよ。」
「何で?」
「景気が悪くなったらどうするの?」
「知らね・・。」
「それ、本当にいらないから。私関わりたくないから。」
「本当に暗くて細かい女だなぁ。そんなの怖がってたらどんな生産活動もできないよ。俺だって先の事なんか考えていたらバンドなんかやらなかったよ。」
「バンドはあんたがコントロールできても、不動産の価格なんか個人の力を超えてるんだよ。ってか、TAKAってそんなの好きだった???不動産屋は全然向いてないよ。やめたら?」
「うるせーな。少女漫画描きのお前に何が分かるんだよ?」
「分かるんだよ。私、TAKAを最初に見た時このまま終わる人じゃないって思ったもん。ハワイのホテルは胸騒ぎがするよ・・・。」
「ちゃんと食べたら?食べないから思考がネガティブなんだよ。お医者さんが拒食症だと脳が萎縮して不機嫌になるって言ってたぞ。」