大晦日のTVを家族で見ながら真帆が一本一本面倒くさそうに年越し蕎麦を食べていた。
真帆は何が不満なんだろう・・・。
TAKAは不安になってきた。
TAKAは昔の真帆を知らなかった。
多分今の真帆もよく知らなかった。
昔18歳の真帆がくれたプレゼントに電話番号がついているのを発見した時に
飛んで火にいる夏の虫だとTAKAはよろこんだ。
大人しくて
口が堅そうで
コアな常連とも交流がなくて
初めて見る可愛い顔の女の子だった。
大麻の買いすぎで、社会性がなくてバイトが続かない極貧のTAKAが
最初の割り勘デートで真帆の処女を貰ってから
こねくり回して
人形みたいに口に錠剤を飲ませて遊んでみて
貢がせて
最後に妻の座に座らせてあげて
もう絶対一生不自由しない生活を約束してあげた。
でも気がついたときには
真帆は半分壊れていた。
80年代が終わろうとしていた。