碧いラフレシアの花 その600 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


TAKAからの電話で一番腹が立ったのは「美穂を目黒のサン★スに送り込んで、真帆が浮気できないようにする。」とか「まあ、真帆は子持ちのおばさんだから、美穂のほうにKENちゃんは乗っかるだろうし・・。」という言い草だった。





真帆は目黒のサン★スの話が出るたびに、その話が本当なのだろうか・・?とちょっと思った。


似たようなメタルの人がレジなだけでKENちゃんではないとか、それがガセである可能性はあった。



「俺がサン★スにポルシェで買い物に行って挨拶してこようかなー?」

とTAKAが電話で言った時にはついに真帆がぶち切れた。





「いい加減にしなさいよ。どうしてそこまで嫌な人になれるの?最低の人間だよあんたは。」

「暴力と浮気の嵐で妻を自殺させたKENちゃんのほうが最低だろ。サン★スでも生きているだけマシだ。」

「あんた友達だったでしょ?あんたが売れなくてスタジオ代も大麻で使い果たした時、お金くれたのはKENちゃんだったでしょ?」

「結婚して子供もいるのに、夫が真面目に外で仕事して、家にいない時に、駄目ロッカーのを咥えたいお前みたいな奴に言われたかねえよっ!」

「何もしてないよっ!」

「今度サン★スにお前が浮気したかどうか聞きに行くぞ。」

「やめてよっ。KENちゃんに迷惑かけないでよっ。鬼っー。最低の悪魔っ。」

「よっ?儲かってるか?とか聞いちゃおうかなぁ?」

「もう死ねばいいのにっ!死ねっー!」


真帆が泣きながら電話を切った。