TAKAからの電話で一番腹が立ったのは「美穂を目黒のサン★スに送り込んで、真帆が浮気できないようにする。」とか「まあ、真帆は子持ちのおばさんだから、美穂のほうにKENちゃんは乗っかるだろうし・・。」という言い草だった。
真帆は目黒のサン★スの話が出るたびに、その話が本当なのだろうか・・?とちょっと思った。
似たようなメタルの人がレジなだけでKENちゃんではないとか、それがガセである可能性はあった。
「俺がサン★スにポルシェで買い物に行って挨拶してこようかなー?」
とTAKAが電話で言った時にはついに真帆がぶち切れた。
「いい加減にしなさいよ。どうしてそこまで嫌な人になれるの?最低の人間だよあんたは。」
「暴力と浮気の嵐で妻を自殺させたKENちゃんのほうが最低だろ。サン★スでも生きているだけマシだ。」
「あんた友達だったでしょ?あんたが売れなくてスタジオ代も大麻で使い果たした時、お金くれたのはKENちゃんだったでしょ?」
「結婚して子供もいるのに、夫が真面目に外で仕事して、家にいない時に、駄目ロッカーのを咥えたいお前みたいな奴に言われたかねえよっ!」
「何もしてないよっ!」
「今度サン★スにお前が浮気したかどうか聞きに行くぞ。」
「やめてよっ。KENちゃんに迷惑かけないでよっ。鬼っー。最低の悪魔っ。」
「よっ?儲かってるか?とか聞いちゃおうかなぁ?」
「もう死ねばいいのにっ!死ねっー!」
真帆が泣きながら電話を切った。