碧いラフレシアの花 その478 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代




クリスマスの後に人に会ったら


みんな真帆のダイヤの婚約指輪が結婚指輪になっていることに気がついた。





式を挙げなかったから


真帆が結婚した噂は徐々に広がった。




周りもほっとしたような顔をしていて

編集部もこれで早坂まりあ先生が安定してくれる・・・と喜んだ。




もう今年も終わりなんだとプラチナの結婚指輪を見ながら真帆は思った。


ちょっと考えて見れば18歳の春にTAKAに誘われてから


あんまり落ち着いた事がなかった。




すごく幸せなときとか


すごく不幸な時とか


いつも何かがあって





愛しすぎて疲れた。






急に真帆はほっとした。





これでもう他の男の人が人生に現れたり

これでもう他の男の人が自分の体の上を通過したり

そういうことはもうないんだ。




普通にそういう事実が嬉しかった。









やっと幸せになれたんだ。