碧いラフレシアの花 その442 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代



「実家の住所と電話番号教えてよ。」

KENちゃんが冷めた口調で言った。


「そんなの今更知りたいの?」

奥さんが馬鹿にしたように言った。


「知りたいよ。俺の子供がそこにいるんだろ?」



KENちゃんは、奥さんがいなくなって悲しい・・・・とも


親子3人でやりなおそうよ・・・とも


決して言わず


まるで厄介払いかのようにさばさば言った。



奥さんが電話の向こうで泣き出した。


「この結婚ってなんだったの?」


奥さんが泣きながら電話の向こうで絶叫するように言った。


「早く実家の住所と電話番号教えてよ。俺だって被害者だよ。」

「誰が被害者なんだよ!」

奥さんがヒステリーを起こした。


「一生子供には会わせないからねっ!覚えてなっ!」

奥さんがそう叫んでから電話をがちゃんと乱暴に切った。