碧いラフレシアの花 その433 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代




駅から家に帰るとき春の強い風が真帆の頬に当たった。


考えて見れば、TAKAと最初付き合ったのは6年前のこの頃だ・・・。





その頃のKENちゃんの記憶が真帆には全くなかった。


その前に、真帆が高校生だった頃のKENちゃんの記憶も全くない・・・。





KENちゃんと3年同棲した事実は今となっては不思議だった。


あの頃多くの人が真帆とKENちゃんの組み合わせを不可解に思った。似合わないと多くの人が指摘していた。






今は世間は真帆はTAKAと楽しく少女漫画みたいに楽しくやればいいと思っているらしい。






でもあの奥さんと駄目になるんだったら


早く駄目になって


自分が結婚する前に


KENちゃんが戻ってくればいいのに・・・。




そういう願望は


相変わらず


あった。




TAKAがKENちゃんの毎月のお小遣いは2万円だと教えてくれた。


2万円って・・?


それってこの間横浜の中華街でお母さんとオーダーした

ディナーのコースの一人分のお値段だ。



養育費も慰謝料も


マンションを売って全部私がKENちゃんの為に払ってあげるのに・・・。




どうして戻ってきてくれないの?


そんなにヤク中が


許せないの・・・?



戻ってきてくれたら


ドラックやめるのに。




私と結婚して欲しかった。