碧いラフレシアの花 その429 KENちゃんと妻子の日々 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代



KENちゃんの奥さんがマンションに引っ越してきた。



正直KENちゃんは嬉しくなかった。


奥さんは嬉しいんだろうか・・・?とKENちゃんは奥さんをちらっと見た。


ちっとも嬉しそうではなかった。結婚をプライドだけで続けている感じの表情だった。



奥さんには戻る家も仕事もなかった。








奥さんが越してきた晩からKENちゃんは赤ん坊の夜鳴きの恐ろしさを知った。



子供は男の子だった。



KENちゃんはその夜はよく眠れず



自分の選択肢をただ呪った。



自分の子供なのに


ちっとも可愛いと思わなかった。




昨晩の話し合いで奥さんが財布を握る事になり

KENちゃんの月々のお小遣い額が奥さんによって設定された。


そんな小遣いで高校生のように生きるのはKENちゃんには不可能のように思えたが

こんな狭いマンションで3人家族が暮らしているので文句も言えなかった。







そういえばTAKAが給料全部が

服飾費と交際費だ・・・

と酔った時に豪語していた。


生活費は全部真帆持ちで

婿養子決定だそうだ。


真帆がお誕生日にポルシェをくれるかも・・・

とまで言い放った。




そう言えば


インディー時代


一番貧乏くさくて


不機嫌だった


あのTAKAが


最近やたらリッチでハイだ・・・。