KENちゃんの奥さんがマンションに引っ越してきた。
正直KENちゃんは嬉しくなかった。
奥さんは嬉しいんだろうか・・・?とKENちゃんは奥さんをちらっと見た。
ちっとも嬉しそうではなかった。結婚をプライドだけで続けている感じの表情だった。
奥さんには戻る家も仕事もなかった。
奥さんが越してきた晩からKENちゃんは赤ん坊の夜鳴きの恐ろしさを知った。
子供は男の子だった。
KENちゃんはその夜はよく眠れず
自分の選択肢をただ呪った。
自分の子供なのに
ちっとも可愛いと思わなかった。
昨晩の話し合いで奥さんが財布を握る事になり
KENちゃんの月々のお小遣い額が奥さんによって設定された。
そんな小遣いで高校生のように生きるのはKENちゃんには不可能のように思えたが
こんな狭いマンションで3人家族が暮らしているので文句も言えなかった。
そういえばTAKAが給料全部が
服飾費と交際費だ・・・
と酔った時に豪語していた。
生活費は全部真帆持ちで
婿養子決定だそうだ。
真帆がお誕生日にポルシェをくれるかも・・・
とまで言い放った。
そう言えば
インディー時代
一番貧乏くさくて
不機嫌だった
あのTAKAが
最近やたらリッチでハイだ・・・。