碧いラフレシアの花 その389 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代




そのうち12月になってTAKAが29歳になった。


気がついたらなんだかんだとバンドはゆるやかに売り上げが上昇していっていた。


TAKAは5年前よりはマトモな男になっていた。




でも5年前より自分はマトモなんだろうか・・・?


真帆はふと考えた。





KENちゃんが極秘入籍して


臨月までKENちゃんの神奈川の大きな家の実家に隠れていることになった。


そういえば自分もあの家の近所に住んでいたんだ・・・・。



真帆は自分が小さい頃から住んでいたあの家のあたりを思い出した。



絶対に小さい頃に

KENちゃんと

コンビニとか八百屋さんとかスーパーで

すれ違ってるのは間違いなく



それから大きくなって

KENちゃんが死ぬほど好きになった。



自分がちょっとKENの実家のお世話になっていた

19歳の時を思い出した。




今となっては


おんなじ家に


大きなお腹の奥さんが座ってるのは


苦しい事実だった。




年をとるたびに

どんどん

寂しくなっていった。



あの頃はどんどん幸せになると信じていた。