真帆の23歳の夏の終わりにはお母さんがマンションに入り浸りになった。
ギャンブルはやめたようだった。
アシスタントやスタッフも増えて有限会社も順調だった。
海に行ったらTAKUTO君の浮き輪を使ってる小さい女の子がいた。真帆はちょっとびっくりした。
キャラクター商品の売り上げも好調だった。
奇妙な事にTAKAとお母さんは結構気が合った。
二人とも変わってるから波長が合ったらしい。
そのうちTAKAとは夫婦みたいになってきた。
「真帆、TAKAちゃんをお婿さんにして、バンド辞めたら真帆の有限会社の社員にして、3人で会社やればいいんだよ。」
お母さんが自信満々で言った。
真帆が顔をしかめた。
「あんたねー。TAKAちゃんは音楽で食えてるし、あんたに手をあげたりしないでしょ?家はわけありなんだから・・・お互い似たもの同士だし、芸術家気質で分かり合えるよ。美男美女が生まれるよ。」
「私は・・あの人とは結婚したくない・・。」