碧いラフレシアの花 その134 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

連載性春小説  碧いラフレシアの花

好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代


KENちゃんがホカ弁を二人分買って帰って来た。

TAKAがここに来たのは昼ごろだった。

夕食時にKENちゃんは帰って来た。



真帆はKENちゃんにTAKAについては聞かなかった。

KENちゃんがホカ弁のちくわを箸でつまみながらTAKAの話をし出した。


「TAKAの女がこの近くに住んでいて、それでその帰りにここに来たんだ。それで、今日その後TAKAちゃんと買い物したんだ。」

KENちゃんは洋服を買ったらしく、洋服屋さんのビニール袋があった。

「そう・・。」

真帆はあんまりTAKAについては話したくなかった。

「TAKAちゃんが真帆の漫画の模倣キャラTAKUTO君のフリルブラウスと手首のピンクスカーフやめてくれ・・って嘆いていたよ。グラムロックすぎる・・とか言ってた。」

「あー、あれは編集部の方針なの。メッシュとレザーやめろって。あいにく読者からはその衣装が可愛いっていうファンレターをよくもらうよ。」

KENちゃんがちょっと考えてから「あのね・・TAKAはまだ真帆の次の女と続いているんだけど・・。なんか相変わらずの付き合い方だったよ。」と言った。

「その女の人見たことある?」真帆が聞いた。

「ああ・・ある。」

「どこで見たの?」

「バンドの・・練習に・・来てた。」

「ど・・どんな人?」

「オマエのほうがいいと・・俺は・・思う・・。」


KENちゃんがビールを飲んだ後、頭が痛い・・と言って頭痛薬を飲んだ。

その日は「疲れた・・。」と言ってKENちゃんは布団に早く入って寝た。

抱いてもらいたかった真帆が少しがっかりした。