KENちゃんがホカ弁を二人分買って帰って来た。
TAKAがここに来たのは昼ごろだった。
夕食時にKENちゃんは帰って来た。
真帆はKENちゃんにTAKAについては聞かなかった。
KENちゃんがホカ弁のちくわを箸でつまみながらTAKAの話をし出した。
「TAKAの女がこの近くに住んでいて、それでその帰りにここに来たんだ。それで、今日その後TAKAちゃんと買い物したんだ。」
KENちゃんは洋服を買ったらしく、洋服屋さんのビニール袋があった。
「そう・・。」
真帆はあんまりTAKAについては話したくなかった。
「TAKAちゃんが真帆の漫画の模倣キャラTAKUTO君のフリルブラウスと手首のピンクスカーフやめてくれ・・って嘆いていたよ。グラムロックすぎる・・とか言ってた。」
「あー、あれは編集部の方針なの。メッシュとレザーやめろって。あいにく読者からはその衣装が可愛いっていうファンレターをよくもらうよ。」
KENちゃんがちょっと考えてから「あのね・・TAKAはまだ真帆の次の女と続いているんだけど・・。なんか相変わらずの付き合い方だったよ。」と言った。
「その女の人見たことある?」真帆が聞いた。
「ああ・・ある。」
「どこで見たの?」
「バンドの・・練習に・・来てた。」
「ど・・どんな人?」
「オマエのほうがいいと・・俺は・・思う・・。」
KENちゃんがビールを飲んだ後、頭が痛い・・と言って頭痛薬を飲んだ。
その日は「疲れた・・。」と言ってKENちゃんは布団に早く入って寝た。
抱いてもらいたかった真帆が少しがっかりした。