碧いラフレシアの花 その91 | 連載性春小説  碧いラフレシアの花

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好きじゃない人と天国へ行くよりは


好きな人と地獄に行きたい


ある女の子の80年代

2日後にKENちゃんと待ち合わせのT駅で会った。

結局地元民かよ・・と世間の狭さを知った。



KENちゃんが先にタバコを吸って待ってた。

「家には上がらないよ。」と真帆がKENちゃんに釘を刺した。

「つめたいなー。おまえ。」とKENちゃんが苦笑していた。



KENちゃんとマクドナルドに入った。

KENちゃんが全部払ってKENちゃんが全部運んだ。マメなんだな・・とちょっと思った。


「あー、TAKAねー。あんな高いの貰ってぎょっとしてたよ。」

「あはは・・。」

「あのおっさんも貢いだ金があんなベース弾きに流れているとは知らないで・・。」KENちゃんが冷笑した。

真帆は答えなかった。


KENちゃんが真帆の手を取った。

「いーなー。TAKA。モテモテで。」

真帆が手を引こうとしたら、真帆の手をぎゅっと握って逃がさないようにした。


「あのね、今温泉調べているから・・。奢るから一緒に行こうよ。」

「え・・、何で?何で?」

「俺だっていい思いしたいよー。」

「ははは・・。」

KENちゃんがふざけて泣く真似をしたので、何だかおかしくなった。


それからちょっとだけ女の打算が起きた。


このままTAKAの人生から消えちゃって・・

早苗みたいに普通の男の子と付き合うことになるんだと思う・・・。


そしたら今KENちゃんと付き合えば・・

少なくとも完全にぶっつりとTAKAの世界から消えることはない・・・。


それにKENちゃんそんなに悪い人ではないなぁ・・。

元ヤンキーだけど、今はボーカリストだからまあ・・いいか・・。ヤンキー上がりはTAKAも同じか・・。

あ・・それにやっぱ顔かっこいいや。


「分かった。温泉行くよ。」

KENちゃんがへへんという顔をした。

「付き合うよな????」

「付き合う。」

「オッサン捨てるよね?」

「捨てる。」