KENちゃんは本当にやる気がうせた。
立ち上がってTAKAの所に行って「今日、具合悪いからやりたくない。」と言った。
TAKAが不満そうな顔をした。
「TAKAちゃんは曲書けるし、クレジットがバンド名義で、収入が等分でしょ?これからTAKAちゃんにはある意味お世話になるから・・・5万円返さなくていいよ。」
TAKAの顔がぱっと明るくなった。
真帆がドアのそばで立って二人の会話を聞いていた。
「TAKAちゃんが俺に借金したのって、俺が立て替えたスタジオ代でしょ?仕事だから経費だと思えばいいよ。俺はTAKAちゃんにずっとバンドにいて貰いたいもん。」
TAKAが妙に機嫌が良くなった。
真帆がKENちゃんをじっと見た。
KENちゃんが真帆を見て微笑んだ。
それからTAKAが真帆とやるためにKENちゃんを寝室から追い出した。
KENちゃんがキッチンでTAKAが買って来た缶ビールを開けて飲んだ。
寝室から真帆がイク時の声が何回も聞こてきた。