日本人は、自己主張しないという

誤った認識があるが、それは、的を得ていないから

ではないだろうか?

 

パソコンソフトのOSを、世界で始めに開発したのは、

日本である。坂村健という日本人が、TRONというソフトを

開発していた。

 

政府も、推奨していて、順調にいくかと思っていたが、

アメリカに捻り潰されてしまったのである。

 

自動車大国だったアメリカは、日本車に出し抜かれて凋落

していったから、今度は、そうはさせないと、ガタガタにされてしまった。

 

アメリカでは、頭のいい人、イコール金持ちであるという文化がある。

日本では、必ずしもそうではない。

 

情報は、与えられるものではなくて、取りにいくものだという。

それが、はしたないのだな、そう思う。

 

パソコンから、情報取りにいくのは、便利である。

それでも、全世界に普及していくと、行きつくところ、わっと人が

集中して集まって、誰もが同じこと考えてしまう。

 

アメリカ製の、OSソフトだから、奪うか奪われるかの世界に

なってしまう。それを避けるのは、漁場を人とは違うところに

変えなければならない。釣りの世界とおなじである。

そして、獲物を取りにいくのである。

 

日本人のOSソフトだったら、こんな世界には、きっとならなかっただろう。

シャレでいうのではないが、お釣りの世界である。

品物買って、ありがとうの笑顔。

売る側も、買う側も、笑顔である。

 

確かに、効率は悪くて、理想的ではないかもしれないが、

外国のショップと、日本のショップの対応は、日本の方が、

優秀である。安心できる。

 

それを解消しようとアメリカのIT産業も、切磋琢磨されている様子も

伺えられるが、どうもぎこちなくて、独りよがりの傲慢ささえ感じられる。

 

レアルな買い物も、お釣りは、チェンジでしかありえず、心の交流は

別物だからである。

 

その発想が、ソフトにも現れている。