アベノミクスは、

とてもすばらしい。

 

昭和ヒト桁生まれのご老人たちが

若かったら、垂涎の的の政策である。

 

だけど、ちっともうまくいかないのは、

それを利用する国民が、

すっかり入れ替わってしまったからである。

 

どうも、金使って遊んでいなければ、

楽しくないと思う人種、

やけにマジメで、先生の講演は

ありがたいと、盲目の人種。

うまい話には、目がないと

自助努力しないで、エサを求めている人種。

 

どれも、人まかせの考え方である。

 

発信するほうは、どこかから、

事例を求めて、お色直しをして、

市中に送り出す。

 

これだから、GDPも伸びないし

インフレ目標にも達成しない。

 

「天は自ら助くる者を助く。」

人には、甘えていられない。

 

最近、エンターティナーのSMAPが、

解散するということで、

ゴタゴタが、表面化している。

 

これは、この世代の終焉なのでは

ないか。

一種の社会現象のように

受け取った。

 

彼らの世代は、団塊ジュニアの

最後の世代。

 

いままでの、追いつけ、追い越せの

勢いを受け継いできた、最後の世代。

 

結成以来、人気を誇り、

安定した活動をしていた。

 

しかし、芳香太には、

ここでも、書いたけど、

 

毒にも、薬にもならん

グループだなと、ずっと思っていた。

 

繁栄していた経済界の

唯一の落とし子のように

感じていた。

 

最近変わってきた変な風潮に、

どうも全体主義が、はびこっていて、

個を阻害する社会が存在している。

 

どっかの集まりに参加したら、

先ず、自分のことは、言わない。

 

どこから来たかも、個人情報が、頭にあって、

よほど親しくならなければ、

名乗らない。

 

自分は、どういう人間で、

こんなことに関心があって、

こんなこと興味がある。

 

大抵なら、そんな風に、自分を

語ることで、他人が関心を持ち、

近づいていけるものだと思うが、

 

逆に、「あんたは、自分のことばかり言う。」と、

非難されてしまった。

 

これで、ヨコ社会が生まれるわけもないし、

情報交換もできるわけもない。

 

情報交換といえば、

うまく引き出して、得をすることしか

考えていない。

 

それには、相手の人となりを

見抜く眼力も必要だが、

 

それで、なんにもしないで、

ウダウダ言っている。

 

SMAPの解散も、

社会的には大きな打撃を与えたようだが、

ある程度、あたりまえのことである。

 

いつまでも、いい子のアイドルでは

いられないはずだ。

 

個人になって、解散するが、

エコノミックとして彼らをみないで、

 

人間として彼らが成長してくれるのを

望んでいる。