経済大国になってしまった日本が、
これからめざす指針はなんだろう。

そうだ!幸せになることだ。
だから、ブータンの国民総幸福度(GNH)が、
関心を集めた。

とりわけ、購買も含めて、
物のやり取りが、社会生活において、
重要になってくる。

買う、売るという行為。
これには、価格のメカニズムや、
生計の成り立ちが大きくかかわってくるから、

しかし、資本主義を体験してきた我々は、
買っていただく、売らせていただくという行為に、
喜んでいただく、という概念を
知ることができた。

近江商人の哲学、
三方よし、
売り手よし、買い手よし、世間よしだ。

このぎすぎすした社会に、
うるおいを与え、
ここちよい社会になるには、

国民が、一人一人が、成熟して
完全な人間になる必要があるが、

それができるようになったら、
貨幣など、もう必要がない。

ありがとうございます。

いただきます。

お受けいたします。

そうして、使う必要のないものは、
洗練され、

単なるペーパーに、一喜一憂して
人生を破綻させることの
愚かしさは、人類共通の
愚行であることを知っている。

本来の貨幣に対しても、
これでさえも、人類が創造してきた
智恵であったが、
幸せになり、幸せが与えられる人間だけが、
この地球に存在するようになったら、
必要なくなってくる。

そう考えると、
将来の人類の幸せに思いめぐらし、
買う、売るという行為の単語が、
消滅する日を願っている。