春の天候は不安定だ
昨日までのあの暖かさは
どこに行った
春が来たと思えば一変
また冬に逆戻り こんなところは、
どこか女心を彷彿させる
昨日の自分と今日の自分は
決して同じではない
それでも、
現実の生活は何ら変わることなく
続いてゆく…
一度は外した仮面だが
この仮面なくば
生活そのものが成り立たない
よって当たり前のように
身を正し被り直す
仮面とは目には見えない
心の仮面
幾層にも塗り固められ
気づけば
ずいぶん分厚くなったものだ
心の乱れを諫めてくれる
これは心のお守り
人はそれを
ポーカーフェイスという
そうやって
いつしか人の心は
喜怒哀楽すらも忘れ
息絶えてゆくのだろうか