8月初め、緩和ケア病棟の面談に行きました。

そのころ父は、放射線治療の副作用もおさまりぐったりとまではしていませんでした。最終告知の時も少し腹水がたまっていたのですが、更にお腹が妊婦さんみたいにふくれていました。

予約より早い時間に病院へ着いてしまい、父は車椅子に座って待っていたので、待ち時間で疲れてしまいましたタラー


面談は、医師と看護師とコーディネーターの3人、こちらも私と父と母の3人で行われました。

①緩和ケア病棟では治療はしないこと。
癌に対して血液検査なども極力しない。腫瘍マーカーもみない。
②延命処置もしないこと。
ドラマみたいな最期に心臓マッサージもしない。

患者本人、家族が同意していないと入院はできません。

父は糖尿病の薬を飲んでいましたが、
『糖尿病の治療は10年、20年先生きるための治療』なのでよっぽどの数値でない限り飲まなくて良いと言われました。
はっきり言います汗あなたはそんな先ないでしょ!?って感じです涙

緩和ケア病棟は、苦痛を取り除いて楽に最期を迎えることが重要なのです。
だから自分で管理するのが難しい父に、血糖値を計り飲みにくい薬を毎回飲んだかどうか心配することが苦痛ということです。
実際、腹水が胃を圧迫して食欲が落ちて血糖値も100前後で薬なんて必要ありませんでした。

緩和ケア病棟は他の病棟とは別世界です。

①タバコ以外はOKビックリマーク少量ならお酒も。
どんちゃん騒ぎは困るけど部屋で家族で飲んでも良い。でもわが家は両親、兄、私も飲めないので関係ありませんでした笑

②面会時間は家族は24時間時計
時間外は名前の記入が必要だけど出入り自由。仕事が遅くなっても面会できるということです。


病棟の見学もしました。
全室個室です。ベッド、クローゼット、テレビ(BD付き)、洗面所、ベッドにもなるソファー。
お風呂は個室のものと介護用の機械式のもの。
家族が泊まる和室、お客さん用の面談室。
調理用キッチン、冷蔵庫、電子レンジなど。
私は『高級ビジネスホテル』と名付けましたキラキラ


診察室?に戻り話の続きです。
今の父の悩みは、ゲップが出ること。
それは食べ過ぎだったらしいですタラー
健康な時と同じイメージで食べるので食べ過ぎてしまっているというのです。
家族からみると全然食べられていないので、『メイバランス』とか無理矢理飲ませようとしていたのでビックリですガーン

今の時期は、食べ過ぎは癌に栄養を与えているのと同じなので、食べたいものを食べたいだけで良いということでした。
無理に食べさせなくて良いという言葉に少し楽になりました。


病室は有料が1日7000円と無料がありますが、無料は順番待ちがあるのでとりあえず有料に入って待つのが良いということでした。
わが家には1日7000円というのはなかなか高額負担ですガーン
有料なら1週間前後で入れる状態でした。


さて面談が終わって意思の確認です。
父は『家族に負担がかからないように』を何度も言っていました。
金銭面と家での世話での面と。迷うところです。
父は、家で片付けしたいと言ったので申し込みはしないで帰りました。


先生の話では、
『はっきり言って医者でも余命というのはわからない。半年と言っても1年になったり1ヶ月になったりする。けれど今の状態をみると1ヶ月、1ヶ月を大切にする時期になっている』た言われました。