支援的な思春期子育て実践中の

いちりつです。

 

先日、メルマガに書いた記事に

受験生のお子さんをもつ方から

アツーい感想をいただいたので

ブログにも残しておこうと思います。 (メルマガと同じ内容です)

 

***************************

 

先日、松村亜里さんの主催するAri’s Academia
月に1回のGC(グローバルサークル)に参加しました。

いつもは、平日の昼間の会に参加しているのですが、
この日は、オンラインサロンの敏腕事務局も務めてらっしゃる
鹿内佳代子さんがファシリテーターを卒業されるということで、
これは、参加せねばと目論んでいたところ、
夫が出張で留守だったので、
週末の夜でも、気兼ねなく参加できました。

さすが、かよこさんがファシリテートする最後の会
ということで、参加人数、総勢23名!
参加者多数でも、落ち着いたユーモアあふれる進行で、
とても楽しい時間を過ごせました。

 

Ari’s Academiaとは、

松村亜里さんの最新の講義、メンバーで対話するサークル、メンバーの開催する、勉強会、読書会など、幸せを増すさまざまなイベントやこれまでの様々な講義を視聴できるオンラインサロン。

■GC(グローバルサークル)とは、
世界中に住む会員がオンラインでつながり、NYLBの認定ファシリテーターがファシリテートして進行。内容は、セルフコーチングの時間と、参加者から寄せられた問題(今日のトピック)をみんなで一緒に考える時間の2本立て。講師から解決方法やアドバイスを与えられるという場ではなく、参加者それぞれの学びや人生経験、気づきがお互いの幸せに貢献するサークル。

 

もう1年以上参加していますが、
「今日のトピック」で相談したことがなく、
今回、挙がったトピックが1つだけだったので、
初めて手を挙げてみました。

 

わたしの挙げたテーマは、

「高校受験を控える中学3年生の息子の
本気スイッチがなかなか入りません。
私自身は、息子のスイッチが入るのを待っていますが、
夫が待てないようです。
3人で話し合う時間をもちましたが、
息子との間で板挟みの現状です。
このようなとき、どうされますか?」

です。

 

この日のトピックは2つだったので、
メンバーを2組に分けて、
ブレイクアウトルームで
話し合いました。

 

高校で教員をされている方や、
先輩ママからいろいろお話を聴かせていただいて、
質問に答える形で自分の考えや想いを言語化していくと、
自分の中にある答えがいろいろでてきました。
そして
「男の子は、本気スイッチが入れば、一気に伸びる」
という経験談に、勇気と希望をいただけました。

このテーマに関しては、息子、夫、わたしの3人で
じっくり話し合う時間をこれまで2回持っていました。

息子の想い、夫の想い、わたし自身の想い、
それぞれ違うのが当たり前で、
しっかり課題の分離はできています。

 

わたし自身が望んでいるのは、

・お互いの想いや考えを尊重し合えること
 (価値観や“べき”を押しつけないこと)

・息子には志望校選びも、受験勉強をいつ始めるかも
 自分で決めて欲しいこと
 (ただし、将来やりたいことがまだ決まらないのは普通だし、
  選択の基準は自分が納得するものなら、なんでもOK)

の2点。

 

話し合いでは、わたしと夫から、
それぞれの想いを息子に伝えはしますが、
思春期ゆえか、息子から出る言葉は少ないです。
それでも、じっと話を聴き、彼なりに
受け止めてくれているのは、感じます。
そして、その後、息子がどう行動するかは、
本人の判断にまかせることにしています。

 

ブレイクアウトルームで
「どうしてスイッチが入るまで待てるんですか?」
という質問をいただいて、
「子どもの可能性を信じているから」
と答えました。
最後まで信じきることができるのは、
やっぱり親だけだと思うので、
なにがあっても、信じる、そう決めています。

 

でも、全く不安がないわけではないんです。

「もし本気スイッチが入るのが遅くて、
 受験に間に合わなかったらどうしよう」

「願書を出す段階で行きたい進学先が
 定まらなかったらどうしよう」

という想いがないのかといわれれば、そんなことはなく、
頭の片隅にはあります。でもそれは私の感情。
その感情に気づいて、そのまま受け止めはします。
ただ、それを息子に伝えたとしても彼にとって、
プラスになることはないと思うので、自分の中で消化します。
 

高校受験は、人生の通過点の1つです。

人生100年、失敗したとしても、その経験をプラスに
変えればいい。

もちろん、それは簡単ではありません。

わたしも、大学受験で、受験したすべての学校全滅、
という経験をしました。
2月になってから、ボロボロの精神状態で
後期試験で受験できる学校を探し、
併せて予備校選びと申し込みを同時進行で進めるという
試練がありました。

支えてくれたのは、それまでがんばってきた自分自身の積み重ねと
それに気づかせてくれ、応援してくれた担任の先生でした。
わたしの場合、信じてくれたのは親ではなく、先生でしたが。

 

結果、後期試験で合格し、数か月前まで全く頭の片隅にも
なかった大学に通うことになりました。

とはいえ、入学した学校が自分にとって一番の学校なんだと思います。
だって、違う学校に通っていたら、今とは違う人生を歩んでいただろうから。
そしたら、今の夫とも出会わなかったし、子どもたちも生まれていなかった。
そう思ったら、失敗も挫折も含めて、全ての経験に意味があるとしか思えないです。

何だか壮大な話になってきましたが、とにかく、
息子を信じようと、改めて心に決めました。

息子にも、自分だけの幸せのカタチをみつけて欲しいから。

 

さてさて、来年の春、どんな結果が待っているのか。
わからないけれど、
不安と希望の両方を抱えながら、受験という
思春期子育ての最大の壁を、
楽しみながら、乗り越えたいです。