完全新作、30年ぶりの映画化!
八つ墓村 を観ました
評価が☆2.6だったので![]()
期待せずに観ましたが、
私はとても楽しめました!!![]()

私は、横溝正史先生の作品が
大、大、大好きでして、
もちろん何度も映像化されている
八つ墓村もとても好きです。
今回は1996年版から30年ぶり、
市川崑監督の完成された
横溝ワールドに対して
どのように八つ墓村を描くのか?
また、同じ松竹製作の
野村芳太郎監督の製作費7億円の
スケールを超えられたのか?
ドキドキしながら鑑賞しました。

横溝先生の「八つ墓村」だと思って、
というか、原作原理主義的なものを
求めてると、とても悲しい思いをします…
が、監督は清水崇監督なのです!
ジャパニーズ・ホラーの 
清水崇監督…
以下、ネタバレなのでご注意下さい
だから、これまでみたいに
金田一耕助が推理して
犯人を暴くという映画にはなりませんよね
絶対 
むしろ、清水崇監督の「村」シリーズの
1つだったんだ〜!と思って見ればいいと思います
犬鳴村、八つ墓村…ほらね?ウンウン
設定が現代なので、無理のあるモチーフは
うまく取り除いて、違和感なく
話が進みます
例えば、今どき尋ね人の新聞広告とかラジオとかないし、夜中とはいえ大量殺人が起こったら
警察来ないわけないし…当然犯人に発砲する!
濃茶の尼みたいな怪しい巫女?姿の人は
さすがにどんなド田舎でも今はいないから、
フリフリさんっていう造形のキャラになる
大胆にストーリー改変しているので
殺害される人々も、原作やこれまでの
作品とはかなり違ってて、そりゃもう
ビックリしました。
久野医師、典子、新太郎、鶴子…
殺害の理由上、この人選になりますが
典子、せっかく今回省かれずに登場したのに
殺され役だったのか!
そして、早々に死ぬはずの久弥が
最後の方まで死なない…
小竹、小梅の双子のばーさんも
最後まで死なない…
最大の驚きは、辰弥が要蔵の実子!という
設定…コレが最後の最後にジワジワ
効きます…
美也子さん自身は殺人の記憶がなかった!
460年前の尼子の落武者の怨霊が
憑依して、殺人させてたんだもの〜!
憑依シーン、唐突すぎて
オカルト演出なのに
笑い出た!
もはや、多治見家の財産をめぐる殺人設定は
なくなり、鐘乳洞に落武者が
隠した3000両の小判の
宝探しもどこかへ消えた…
怨霊が、犯人!
呪いが動機なんですよ、金田一さん!
だから金田一さんも「僕の手には負えない」
って、ガックリしてしまうわけです
滝藤賢一さんが演じてましたが、
取り憑かれた表情や狂気を恐れつつ
宿命に抗えない悲しい眼差しが
胸を打ちました…
美しくて、凄惨だったなぁ…
山崎努さん以上の要蔵はいないと思って
いたけど、滝藤さんもイイ!
ロケ地は77年版をリスペクトして
八つ墓村と言えば、高梁市の
広兼邸!
外観と門のあたりしか使わないことが
過去作品では、多いのですが、
今回は、中庭もたくさん出てるし、
2階のまども映ります
ドローンで上空から広兼邸全景が
見られるのもとてもうれしい!
そして、
コウモリの引火によるお屋敷炎上も 
77年版のオマージュですね
コウモリも落武者の潜んでいた鐘乳洞に
たくさんいたから、怨霊の具現化の1つ
なのかもしれません
ドラキュラの化身がコウモリ…みたいに
残念だったのは、
薄幸の姉、春代が出ないこと
春代の辰弥への淡い思慕がいいのに〜
美也子さんが過去作品のような
都会的でおしゃれで垢抜けたイメージでは
なく、地味で大人しいけど気丈な女性…
って感じだったから、
春代のキャラクターを投影させて
いるのかもしれません
鐘乳洞のシーンが少なくて
そこは物足りなかったです
埋蔵金探しの必要もないけど
鐘乳洞の尺はもっと欲しかった…
てか、逃げまどってほしかった
今回はお馴染み満奇洞ではなくて
観光洞穴ではない宇山洞で撮ったそうです

お面の使い方も、なるほどなぁと思ったし、
尼子だから、アマテラスにしたのかな?
神楽の舞が怖かった…
フリフリさんの存在がすごくよかったし、
117分なんてあっという間です!
そして、気をつけていただきたいのが、
エンドロールが終わったあとにも
短いだいじなシーンがあるので
すぐに席を立たないで下さいね〜
「ちいかわ 人魚の島のひみつ」みたいに
すぐに席を立ってしまうと
残念なことになりますから…
また、入場者特典は、TOHOシネマズでは
もらえないのでここも注意です⚠
映画の前の予習で、
96年版、77年版、2004年ドラマ版、
2019年ドラマ版、と見て
今、78年ドラマ版を視聴中です!
毎日、八つ墓村生活…
過去記事ですが、八つ墓村ロケ地めぐりの記事を貼っておきますので、よろしければ
ご覧ください







