中沢新一さん☆しりあがり寿さんの東京アートダイバー | 人でなしの恋                  うつし世はゆめ 夜の夢こそまこと

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「人間に恋はできなくとも人形には恋が出来る 人間はうつし世の影、人形こそ永遠の生物」
 美雨のハートを鷲掴みにした可憐なフィギュアをひたすら愛でる個人的な日記・・・

27日の土曜日、
青山ブックセンター本店のカルチャーサロンに
中沢新一さんの「東京アートダイバー 第4回」を聴きに行きました。

ダンナが中沢新一さんにただ今凝っておりまして、
第4回のゲストがアタシの大好きな漫画家、しりあがり寿さん
だったので、つきあうことにした次第です。

「東京アートダイバー」というのは中沢新一さんが芸術各分野から
ゲストを迎えて語り合う、、というトークショーで
なかなか人気があるようです。

しりあがりさんの漫画は、どれをとっても
ばかばかしいギャグの中にものすごく冷徹な目線があって、
読んだ後に、けっこう真面目に人生とか社会とか人類未来とか
生と死とか、、考え込んでしまうんですよね。。
「ヒゲのOL藪内笹子」なんて、ありえないくらいのくだらなさですが、、
「永遠の愛」なんて存在しないものをひたすら追い求めていく笹子の姿に
哀れさとともにものすごい力強さをも感じてしまい、
理念とか理想とかを求めることって大事な意味あるじゃん!なんて希望さえ
持ててしまいますよ~。。
アタシの一番好きなしりあがり先生の作品は「土器土器縄文先生」かな~
「白いガクラン」という単行本にはいってると思います。
これは進研ゼミ中学生講座に連載されていたんだけど。
あと、「死」ついてめっちゃ考えさせられるのが「瀕死のエッセイスト」。
「女装社員薔薇のバネッサ」もリーマンネタで大爆笑です。
漫画でしぜんと読後「哲学」しちゃったのはしりあがりさんが初めてでした。

中沢さんは、、
申し訳ないのですが、ご本をまだ読んだことがないので
なんともいえませんが、オウム真理教を擁護していた、、といった風聞があり
アタシ的にはちょっといままで警戒していた感じでした。
オウムの擁護者として大非難をあびた島田裕巳氏が、
同じく「オウム擁護者」の知識人としての責任を中沢さんは果たしていない、と
指摘していたりするので、なんとなく避けていたきらいがあります。

しかし、中沢さんの話はとても魅力にあふれ、
あらゆる分野の事象や知識を思想とうまく結び付けて展開する方法には
ただただ圧倒されます。
今回はしりあがりさんがゲストですので「ギャグ漫画」がテーマだったわけですが、
そこから日本人論、日本文化論にたちまち昇華されていくわけです。
2時間ほどでしたが、なかなか楽しい時間をすごすことができました。
ひさしぶりに「講義」を聞いた気がするなぁ~。
大学に戻ったみたいでしたよ~。。。
1年次に受けた「美学」の内容と似ていた気がします。。。
ああ、あの美学の先生はどうされているのかなぁ。。。
リカちゃんの研究をされていたっけな~。。