久しぶりの投稿です。

GW序盤・・・気温差が激しく、しかし今日は比較的過ごしやすい気温でした

 

福島市の国登録有形文化財、旧二階堂家住宅では古民家を活かす会(任意団体)と福島大学文化史ゼミ(ふくしま歴史資料保存ネットワーク)による古文書整理が行われました。

 

大学生、社会人、リタイアメントなど総勢25名が参加し、地域の文化と歴史を残すため各々ができることを一生懸命に活動しました。

 

古文書整理とは、江戸中期~昭和期の資料をひとつひとつ写真に残し、しまわれていた棚ごとに番号を付けて、どこに、どういうものが、どういう状態で残っていたのかを記録しながら行います。

 

土蔵に保管されていた資料などはほこりが大量についているので、マスクはもちろん厳重装備で挑みます。土蔵はかれこれ100年近く人間の手が加えられていない状態ですので、ほこりだけでなく、獣の糞まみれであり、かなりきつい作業だったと思います。

 

それでも参加した学生は、当時の資料や写真・骨董などドラマの中でしか見たことないものを実際に手に取って見たり、説明を聞いたり、疑問を持って仮説を立てたりと現代ではなかなかレアな体験になったのではないかと思います。

 

例えば、明治39年発行の日本鉄道株式会社(JRの前の旧国鉄の前身)の配当金明細や太平洋戦争の時の写真、明治期の新聞など。

 

古文書だけでも数万点、写真や骨董も含めると相当な量の資料をひとつずつみんなで手分けをして記録をとっていきました。

 

 

このような歴史資料を保存し後世に伝えることはとても重要なことなのですが、それだけではなく、文化財の活用という観点からも活動を行っています。

 

例えば、民間の歴史資料館として一般公開し地域の方々や観光客向けに歴史に触れられる機会を作り、いつでも誰でも福島の歴史、二階堂家の歴史を体感できるようになりました。

 

また、秋くらいからは古民家学習塾(フリースクール)を開校する予定です。自然の中で歴史や文化に触れながら、学校では学ぶことができない、人生をより良くするための実践的な知識を学ぶ塾。

 

さらにさらに、様々な業種の企業や個人と協業することで、楽しく学ぶ、楽しい体験価値を提供できるような場所になったらいいなと考えています。(協業先は現在募集中です)

 

夢や人とのつながりが、広がるおもしろい活用事業ですが、これからの時期は雑草との闘いになります。すでに、この2~3日でみるみる成長してしまった雑草たち。GWの予定の合間をみて草刈り・草むしりを頑張ります!