はじまった
受験の季節
言葉が難しい
気ぃつけとこ!
オハヨウゴザイマス
耳で聞く短編小説「ラジオ文芸館」
NHKラジオ第一 朝八時五分~八時四十五分。
2015年1月17日
「曲芸と野球」 小川 洋子:著
<あらすじ・NHK・ラジオ文芸館より引用>
小学生の「僕」の打撃が独自の進化を遂げたのは、曲芸師の影響だ。どんな球もレフト方向に引っ張らず、ライト方向に流し打ちする。三塁の脇で椅子を積み上げ、その上で毎日逆立ちの練習をする曲芸師。彼女に打球をぶつけたくなかったのだ。周りの人はみな曲芸師に無関心だったが、ある日僕は言葉を交わす。次の日、生涯初のヒットをライトに打つと、逆立ちのまま手を振り、彼女だけが祝福してくれた。
別れは突然だった。ある日、僕が空振りして尻もちをついた拍子に椅子が崩れ、曲芸師は転落して大けが。その日が彼女に会った最後だった。ところが高校3年の夏、ライト線にサヨナラヒットを放つと、三塁側に曲芸師の姿が浮かぶのを感じた…。
アナウンサーは、堀越将伸(ほりこしまさのぶ)さん。
心の持ち方を変えたとき、それが君にとっての転機となる。( by 稲盛和夫 )