『何でもわかる漢字の知識百科』という本の「地方の国字」というコラムにこの字が取り上げられている。


 SMAPに草彅がいるため、年配の人より若い人によく知られている漢字であり、秋田県だけ(?)で使われる国字とある。


 この部分は、取り立てて問題ではないが、「日本で最も多くの漢字を収めている諸橋『大漢和辞典』にも、さらに多くの漢字を収めている中国の『漢語大詞典』にも出て来ない」とするのは誤りである。『漢語大詞典』は、親字・熟語ともに『大漢和辞典』に及ばないし、この文章が書かれた2002年には既に出ていた『中華字海』には、この字は出ている。


 国字の研究者の端くれである私からすると、このようないいかげんな知識で、国字を語っていただきたくないという感を強くするものである。



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