小学校卒業のときのサイン帳。
物静かで美人のIさんが
私に書いてくれた言葉。
**さんはこれから
**さんに合ったお友達を
見つけることが大事ですね
こんな感じの言葉だった。
大きなしっかりした字で書いてくれた。
ドキドキするほど鋭かったな。
私、あんまり合わない人の子分
みたいな立場にいたから。
中学校では
どこかで覚えて大好きになった
「人は人、自分は自分」
という言葉を頭の中でリフレイン。
中学の薄汚れた階段と
この言葉をセットで思い出す。
気が小さいから
表向きは人と合わせながらも
自分の好きなことを
大事にすることが
できるようになってきた。
中1のある日、
小6の頃に私のボス的な立場だった子に
道で会った。
「何か言うことないの?
もう会えないかもしれないんだよ」
って言われた。
私はその子に言うことはなかった。
ポカーンと不思議な気持ちになった。
言葉にすると、
この子は自分の方がえらいと思ってるんだ
ちがうのに
みたいな気持ち。
でもそれは
かつて私が選んできたことの結果だった。
時は過ぎ、
私は不覚にもまた「子分」になってしまった。
初めての結婚生活で
夫の言うことを聞きすぎた。
友達の誘いは断れるのに、
「結婚」だけは特別扱いしてしまった。
今思うと、
結婚初期にきちんとドカンと
「あなたの言うことは聞かないよ」
と言えたらよかった。
その方がどれだけ誠実だったか。
私が勝手に始めた
「物分かりの良い妻」を
今度は勝手にやめられて
夫も気の毒。
でもこの人は大丈夫だと信じて
伝え続ける毎日です。
Iさんも
ほとんど話したことなかったのに
突然あんなことを書いてくれた。
本当の気持ちを伝えるのは勇気がいる。
12歳の女の子ができたこと、
もうすぐ40歳の私もやるね。
Iさんにありがとうって言いたいな。

