アジア経済ニュースNNA ASIAは2019年06月25日に、マレーシア国立図書館(The National Library of Malaysia/Perpustakaan Negara Malaysia)の調査で、2005～14年の10年間で、国民1人当たりの読書数が年間2冊から同15冊に増加したことが分かったと報告した。
マレーシアの「スター(電子版/The Star Online)」は2019年06月23日に、教育省が長期的に読書を推進し、先進国並みの読書文化を根付かせる考えだと伝えた。
https://time-az.com/main/detail/68935
国立図書館の新規会員登録の申請数(月間)は、年初から増加傾向にある。
2019年02月の申請数は2,563件だったのに対し、5月には4,153件と約1.6倍になった。月間貸出冊数も、同期間で2万7,293冊から3万4,436冊に増加した。
MABOPA(Malaysian Book Publishers Association/マレーシア書籍出版協会)のアリエフ・ハキム・サニ・ラフマット(Arief Hakim Sani Rahmat)会長は、オーディオブックや電子書籍、Webサイトの閲覧も有意義だと指摘した上で「マレーシア人は読書そのものを楽しむ時や集中して読みたい時、またノンフィクション作品を読む時は紙媒体を好む」と話す。
特にソーシャルメディアと距離を取りたい時に顕著だと指摘した。
