東京都新宿区にある私営の雑誌図書館「六月社」閉館。 | 世界メディア・ニュースとモバイル・マネー

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朝日新聞デジタルは2018年06月06日に、東京都新宿区にある私営の雑誌図書館「六月社(ろくがつしゃ)」は、20年前には月に1千人が訪れたが、今年に入ってゼロの日が相次ぐなど利用者が減ったため、2018年06月10日で閉館することになったと報告した。

 

35年かけて集めた10万冊の蔵書が処分の危機にある。

 

https://time-az.com/main/detail/64635 

 

1983年に開館した「六月社」は、JR高田馬場駅近くの2階建て木造住宅の1階(約110平方メートル)にある。1人入るのがやっとの通路の両脇に、天井近くまで本棚がそびえ立ち、約6万冊の雑誌が所狭しと並ぶ。

分室にも約4万冊がある。

 

最大の気がかりは蔵書の行方になるが、橋本凌一は図書館など約100カ所に引き受けてもらえないか打診したが、「ほとんどが門前払い。理由も説明してくれなかった」。産業廃棄物として処分するにも100万円がかかるという。今月末に退去を迫られる予定で、橋本凌一は「問い合わせは来る。引き受けてくれる人が見つかることを祈るしかない」と話す。

 

そういえば、雑誌は国会図書館がほとんど揃えている。

ヨーロッパの公立図書館や大学図書館では、それぞれ2〜3冊以上保存していて、破れたり、壊れたりすると交換しながら揃え、いよいよなるなりかけるとマイクロフィルムが、デジタル・スキャンをする。

 

マルチメディア・インターネット事典の中で、未来年表を公開していた湯川秀樹博士の子弟であった竹野萬雪は、創刊号マニアで、ほとんどの雑誌の創刊号を揃えていたが、どうしただろう。

 

岩波書店を中心に活躍するフリーの校正者境田稔信は、多くに辞典を集めているが---

 

デジタル時代は、このようなこだわりを木っ端微塵にして来た。

絵画は、オークションで騒がれるが、多く出版される雑誌や本は、ゴミになる宿命のようである。

 

しかし、なくなってから困ることに気がつく!