悪い思い出 | サイセンタン?

悪い思い出

えーと前にやってたブログで書いてた、先物営業マン時代の思い出話です

ずっと放置してたうえに、OSを再インストールしたりとかで、パスワードどころか、

アドレスすら忘れてしまったので、どこまで書いたかは忘れたけど、まあテキトーに


ってか前のアドレス知ってる人いたら教えてください




ってわけで、今回は裏見込みについて


基本的に一日中、名簿を片っ端から電話してるわけなんですが、電話セールス自体が嫌われてるし、

更に先物取引だしーってことで、相手の反応は物凄く悪いわけですよ


朝7時半くらいから、夜10時過ぎまでで(休憩時間は、昼の30分だけ)大体1日1000件くらい電話するわけですけど、

全くもって話にならないわけです




俺「○○物産の××といいますけどー」

客「先物なんかやらないっていってるだろ!」

ガチャン

ツーツー



俺「ガソリンのご案内なんですけどー」

客「あっ? 車あんまり乗らないから関係ないよ」

俺「いやっ、そういう話じゃないんですけど・・・」


ガチャン

ツーツー



俺「前に話してた金なんですけどー」

客「金なんかもってないから関係ないよ」

俺「いやいや、ご立派なものがあるじゃないですかっ!」(下ネタ

客「二度と電話すんな!」


ガチャン

ツーツー


俺「もしもーし」

客「営業はお断りしてます」

俺「いやいやまだなんにも言ってないんですけど・・・」


ガチャン

ツーツー



1000本のうち990件はガチャ切です

まあ儲かった人なんか殆どいないんで、対応としては正解なわけではあるんですけどね~



しょうがないことではあるんですけど、ガチャ切ばっかりされてると上司に

「お前なんでそんなに話にならないんだ! やる気あるのかっ!!!」

とか詰められちゃうんです


でも1日1000件電話したって、相場の話が出来るのは1人いるかいないかってくらいのもんなわけですよ・・・


そんなときに、仕事してるふりをするためだけに電話を切らない人の良いおじいちゃんとかを集めた裏見込みが役に立つわけです


半分呆けてて話を理解できないから電話切らないおじいちゃんとかに、

一生懸命セールスしてるふりをしたりしてその日をしのいでました



同じおじいちゃんに1日何回も電話して、そのたびに「社長」とか「先生」とか呼び名を変えてセールスした振りしたりとか

当然呆けてるので話は全然理解してなかったみたいですけどー



まあ一番困ったのは、82歳のおじいちゃんが

「君がそんなに一生懸命言ってくれるんだったら、500万だけやってやるよ」

と言ってきたときです


だって75歳以上は勧誘しちゃいけないって決まりだったんで、やるとかいわれても困っちゃうわけですよ




いやいや本当に大変でした

オレオレ詐欺とかやった方が効率が良いんじゃないかとかずっと思ってました