2020東京五輪テスト大会を兼ねた近代五種ワールドカップファイナル東京大会第2日は女子個人決勝、体校山中詩乃選手(写真下、ロンドン五輪代表)が最後の追い上げで13位です。島津玲奈選手は23位でした。この日は水泳競技、フェンシングBR(ボーナスラウンド)、馬術競技、そして最後のレーザーラン競技が行われました。会場、観客の皆さん、競技の様子に来年東京オリンピックがあるんだなあと実感しました。
最終のレーザーラン競技は、これまでのフェンシング、水泳、馬術の合計得点から、出走順(タイム差)を算定してスタートし、800m4周とその間のレーザー射撃(写真下)によりゴールした順番で勝敗が決まります。
山中詩乃選手はトップと1分2秒差の16番スタートで追い上げます。
山中選手の地元高知からの応援団が駆けつけていました。
山中選手の馬術競技。近代五種の馬術競技では公平を期すため選手の馬は抽選で決まります。障害競技前の20分間に初めて乗る馬の調教時間が与えられます。この日の馬術競技は午後3時45分からの高温多湿で馬の嫌がるコンディション。馬が言うことを聞かず障害の手前で突然止まったり、落馬して棄権するなど、選手がコントロールできないところがありました。
その中で山中選手は本領を発揮しました。
障害のバーを1本落としただけでこの時点で1位の成績でした。
乗馬競技を終え笑顔でスタンドの声援に応える山中選手
山中選手(写真右)のボーナスラウンドのフェンシング競技、大柄でリーチの差が大きい相手に苦しめられました。ここまでの競技得点の下位の選手から上位の選手への勝ち上がり方式です。
最終競技レーザーランを待つ会場
そして山中選手のレーザーランのスタートです。
山中選手はトップと56秒差の13位でフィニッシュ。
島津玲奈選手(右)のボーナスラウンド
島津選手のレーザーラン、トップと1分55秒差の30番スタートでした。
島津選手のフィニッシュです。30番スタートから23位に順位を上げました。
23位の島津選手
島津選手の馬術競技前のコースの研究
島津選手の果敢な手綱さばき
2020東京オリンピックの近代五種会場、武蔵野の森総合スポーツプラザ、味の素スタジアムのとなりです。どんなドラマが待っているのでしょうか。体校近代五種選手団のこれからの健闘にご期待ください!そして一層の応援をお願いします!