4月8日(日)波乱続きの全日本選抜柔道体重別選手権/福岡第2日は、女子48㌔体校の山崎珠美(たまみ)選手が涙、涙の初優勝!おめでとうございます!写真は決勝ゴールデンスコア(延長戦)で小外掛けの技有を決めて感涙の山崎選手です。
優勝インタビューの山崎選手です。5年前19才の時にこの大会決勝に進み鮮烈デビューを果たしてから今日まで長い時間が掛かったと振られ「たくさんの方々から支えられてこの日を迎えられて・・・うれしい・・」とまた涙
決勝戦の出番を待つ山崎選手(左)と遠藤選手(ALSOK)。講道館杯では遠藤選手に敗れています。後ほど紹介しますがこの階級も大波乱。山崎選手は準決勝戦で世界選手権チャンピオンの渡名喜(となき)選手を技有(足払い)の優勢勝ちで破って勝ち上がりました。一方遠藤選手はリオ五輪銅メダルの近藤亜美選手を破ってここまで来ています。
決勝の闘いが始まりました。まず先手をとったのが相手遠藤選手です。
場外ギリギリのところで不意のかつぎ技を山崎選手に浴びせます。
しかし山崎選手は何とかこらえてしのぎます。奥から心配そうに見つめるのはセコンドの平井希(のぞみ)コーチです。
その後は山崎選手の執念の積極的な攻めが光ります。組手を相手の背中に取り、抱き着く形で相手の動きを封じて技を繰り出します。
たまらず相手は掛け逃げのような体勢
本戦の終わりに相手は2枚めの指導を受けます。
そしてゴールデンスコア(延長戦)です。山崎選手の執念の攻めは衰えを見せません。
延長戦開始36秒、山崎選手は抱き着いた格好で小外刈り
しのぐ相手に体重を乗せひねります
軸足のバランスを失った相手を一気に押さえます。
山崎選手の必死の技が決まりました。
技有!
山崎選手ついに頂上決戦を制しました。
山崎選手の準決勝を紹介します。相手は第1シード、昨年の世界選手権チャンピオンの渡名喜風南選手です。本戦1分37秒山崎選手は防戦の渡名喜選手の左足を狙います。
そのまま足を払って
相手の肩を押さえて倒します。
技有!山崎選手が世界チャンピオンを破った瞬間です。
日本柔道女子48㌔は伝統のメダル階級です。渡名喜選手、近藤亜美選手とまだまだ上がいます。しかし山崎珠美にとって今回の涙の初優勝は世界を変えてくれることでしょう。
山崎選手本当におめでとうございます。
そしてもう一つのうれしいニュース!昨日不覚にも女子78㌔決勝で敗れた濱田尚里(しょうり)選手が9月の世界選手権アゼルバイジャン・バクーに選考されました。濱田選手は世界選手権初出場!
濱田選手本当におめでとうございます。悲願の世界選手権出場、そして金メダルをもぎ取って来てください!
今回の大会で活躍した体校の男子選手を紹介します。男子60㌔宮本拓実(たくみ)選手
1回戦は山本選手(東海大学)を背負い投げ1本で下し3位でした。
男子81㌔の佐藤正大(せいだい)選手
1回戦は山本選手(旭化成)に背負い投げで優勢勝ちで3位でした。