東京体育館(千駄ヶ谷)で12月2日から柔道グランドスラム東京2016が開催されています。
第2日12月3日の男子81Kg級に体校春山友紀(はるやまともき)選手(写真下)が出場しました。
写真下右:春山選手は平成25年4月に国士館大から体校に所属、当時リオ五輪代表を目指していましたが大きなけがで断念、昨年から調子を取り戻して今年11月の講道館杯では準優勝しグランドスラム東京2016の出場権を得ました。
言うまでもなく春山選手にとって東京五輪を狙うには時間が限られています。今回のグランドスラム東京2016では少なくとも表彰台が欲しいところです。写真下は準々決勝でリオ五輪銅メダルの長瀬選手と対戦した春山選手です(長瀬選手は今回金メダル)。春山選手は接戦の末優勢負けで3位決定戦に回りました。
写真下:3位決定戦の相手はブルガリアのイバノフ選手でした。ご覧のように長身です。
この試合も主導権は春山選手にありました。春山選手の攻勢の中、あとラスト数十秒で優勢勝ちの銅メダルを手中におさめたかのように思え瞬間、春山選手に指導が与えられ、相互に2つずつの指導が並びゴールデンスコア(延長戦)に入ります。応援団の絶叫は頂点に達していました。
ギリギリで追いつかれ延長戦に入ったものの、相当に疲れが見える相手に春山選手が負けるはずはないと誰もが思っていました。大きなけがで長い間報われなかった春山選手についに栄光の足音が聞こえたかのように応援団は信じていました。しかしその時相手選手の投げが決まります。
本当のところ誰も言葉がありませんでした。勝負の世界は厳しいというのは知っていますよ。でも今日は春山選手に表彰台に上がって欲しかった・・・
本日春山選手は順々決勝でロシアの強豪選手(過去グランドスラム金メダリスト)と対戦しゴールデンスコア(延長戦)の死闘の末優勢勝ちをおさめました。すごい自信になったと思います。頑張れ春山友紀選手!きてるのは間違いありません。次のリベンジに期待します!