女子柔道に勢い!上野巴恵優勝!濱田尚里3位!全日本実業選手権大会 | 頑張れ体校のブログ

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体校(PTS:自衛隊体育学校)の若きアスリート応援ブログです。校友会(体校OB会)がお届けしています。◆東京五輪:濵田尚里㊎銀、乙黒拓斗㊎、山田優㊎、並木月海銅◆北京冬季五輪:バイア・クロカン7名出場

頑張れ体校のブログ-上野優勝写真

  [女子70Kg級で優勝した上野巴恵選手]

頑張れ体校のブログ-濱田3位写真

   [女子78Kg級3位の濱田尚里選手]

頑張れ体校のブログ-実業柔道集合写真

[写真は体校女子柔道班チーム、前列左から谷口コーチ、上野選手、酒井監督、濱田選手、十田選手、2列目左から平井選手、池田コーチ、定形選手、吉元選手、後列左國原コーチ]


8月31日から9月1日まで兵庫県尼崎市のベイコム総合体育館で第42回全日本実業個人選手権大会が行われました。地球の裏側のリオデジャネイロ柔道世界選手権では女子日本勢がなかなか結果を出せない厳しい戦を強いられていますが・・・。体校女子柔道は期待どおりの強を見せてくれました。

まず、70Kg級の上野巴恵選手が優勝決勝は小島選手(JR)、開始1分過ぎ、内股で縦回転させ1本勝ちで優勝を決めました。彼女は、決勝を含め4試合戦いましたが、すべて1本勝ち!4試合あわせても、5分以内で決着をつけるという、圧倒的勝利嬉しい実業個人初優勝を飾りました。上野選手は皆さんご存知のとおり、上野3姉妹の末っ子長女の雅恵さん70kg級がアテネと北京オリンピックで金メダル、2番目の順恵さん63Kg級がロンドンオリンピックで銅メダル、そして3番目の巴恵が一番強い(!?)と言われて育ち、今年4月に体校の所属となりここまで頑張って来ました。

 次に78Kg級の濱田尚里選手は準決勝で惜しくもコマツの岡村選手に敗れ3位でした。内股にいった所を返されての1本負けでした。濱田選手の今回の戦いは見事なものがあります1回戦から強化選手の穴井(ミキハウス)に大外、有効で優勢勝ち2回戦は強化選手の吉村(三井住友海上)を絞めで1本勝ちと強豪選手を倒しての4強入りでした。これまで講道館杯出場の枠を持ってなかったので、実業個人3位に入り講道館杯の出場権を獲得することができました。得意技は寝技です。彼女は、7月ロシアの世界ユニバのサンボ80Kg級で優勝した時にブログに紹介しましたので覚えている人もいるかもしれませんが、今年4月に山梨学院大から体校所属になった新人です。
 この全日本実業個人選手権大会の結果とこれまでの実績で、体校柔道女子選手6名全員(平井、定形、十田、吉元、上野、濱田)が講道館杯の出場権を獲得することができました。

 この中から3年後のリオオリンピックに出場し日の丸を上げる選手が必ずいます。体校女子柔道の勢いに期待してください。