[最後の力を振り絞る荒井選手]
モスクワ世界陸上で8月14日気温がぐんぐん上がる中、男子50km競歩のデッドヒートが繰り広げられ、今年4月から体校に所属している荒井広宙選手は、自己ベストの3時間45分56秒で11位の健闘を見せました。荒井選手は序盤から中盤、今回日本勢トップ9位の成績を残した谷井孝行選手(SGHグループさがわ)と互いに競り合いながらのレースで好位置をキープし上位を伺う勢いでした。皆さんもご存じのとおり当日のテレビ中継では女子ハンマー投げなどトラック競技の合間にその健闘ぶりが映し出され、終盤では、8位入賞の期待も掛るところでした。
レース後荒井選手は「入賞が目標だったので、達成できなくて残念でした。」とコメントしましたが、以前の故障をなんとか回復させて大会に臨んだ彼にとって、自己ベストタイムはこれからの大きな収穫になったことでしょう。苦労人荒井広宙選手のこれからに期待して下さい。
[体校でトレーニング中の荒井選手]