「なぜ、天職を仕事にすべきか?」
世間では仕事にやりがいが持てず、
食べるためだけにイヤイヤ仕事をして、
つらい人生を送っている人が多くいます。
自分の本当にやりたいこと、強みや才能を活かせる仕事、
天職といえる職業を探してる人が多くいます。
仕事に費やす時間とエネルギーは人生の大部分を占めるので、
仕事が人生そのものと言っても過言ではありません。
なので、仕事が嫌で、やりがいがないか、
天職で本当に充実しているかによって、
人生の充実感、幸福度が大きく違ってきます。
従って、自分の本質を理解し、天職に出会うことが
人生で最重要課題だと思います。
職業とは、人間各自がその「生」を支えると共にさらに、
この地上に生を享けたことの意義を実現するために不可避の道である。
されば職業即天職観に人々はもっと徹すべきであろう。
(明治~昭和の教育界の重鎮 森信三「一日一語」より)
これは職業、仕事とは、2つの目的があるということを教えてくれています。
まず一つ目は、「生を支える」すなわち、生きるため、
食べていくために仕事しなければならないということ。
2つ目は、「この地上に生を享けたことの意義を実現するため」と言われています。
すなわち、各自に与えられた「天命、使命」を果たすために、
仕事しなければならないということです。
そしてそれは「不可避の道である。」と言われているのは、
これは、人間が生まれてきたからには、一生を懸けてこの2つの目的を果たすために
仕事をし続けなければならないということではないでしょうか?
また、「職業即天職観に人々はもっと徹すべき」とありますが、まさにそのとうりで、
仕事するなら、天職でなければならないということを
徹底的に追求しなければならないということではないでしょうか?
すなわち「職業即天職観」というのは、例えば警察官、学校の先生、飲食店経営、
サラリーマン、プロサッカー選手とか具体的な職業そのものではなく、
どんな仕事でもその仕事を「天職」と思えるかどうかということです。
「自分の仕事に惚れる。天職だと考える」福地茂雄(アサヒビール社長)
だから、今の仕事は天職なのか?
どうせ転職するなら天職にしようとか。
どうせ起業するなら天職で起業しようとか。
子供や孫から将来どんな仕事をしたらいいの?と聞かれたらすかさず
「具体的なその仕事そのものより、天職と思えるかどうかが大切だよ。」と答えるとか。
従って、今の仕事はそのままで、
「天職」に「格上」するか、
「天職」に「転職」するか、
「天職」で「起業」するかが重要になってきます。
そうして、世界に一つ自分にしかできない「天職」を手に入れることができれば、
一生涯仕事に悩むことはなくなり、情熱、やりがい、生きがいのある
輝く天職人生を送ることができるようになります。
人間の幸せは、何と言っても、天職に就けることなのです。