寒い1週間になりそうですね。木曜日ころに真冬並みになるとか。

暖房を入れるのには、まだ抵抗がありますので、もう少しは我慢したいという今日この頃です。

みなさんは如何ですか?

さて、最近のお子さまの特徴のひとつに「一度覚えたことを、すぐに忘れてしまう」ということがあります。

せっかく学習して理解できたものが1週間もしないうちにあいまいになってしまうのを見るのは悲しいものですね。

理解できないのではなく、定着できないのはなぜかということですが、

自分なりの答としては、「からだに覚えさせるところまでいっていないから」というものです。

勉強もスポーツも同じだと思います。最初は、ぎこちなく、頭で考えないと対応できないことが普通ですが、練習を重ねていくと、頭を使わなくても自然に対応できるようになっていく。

もちろん、その人の才能との関連があり、上手か下手かという違いは仕方ありませんが・・。

勉強もおなじで、頭で理解しただけで終わってしまうので、定着できないのではないでしょうか。

よく、「わかってなるほど。やってなるほど」という言葉があります。

これは正鵠を得た表現ですね。「わかったつもりになっても、実行していないので定着できない」ということだと思いますが、まさに演習量で、結果はおのずと出てくるのではないでしょうか。

ただ、最近のおこさまに、こういう傾向が多く見られるような気がします。もちろん、演習量という問題があるのですが、それなりに「できる」ようになっていても、肝心のテストのところでは失敗しています。

暗記機能が弱いということよりも、たくさんの情報に触れることが多くなったことから、覚えられる容量が人間には決まっていて、それを超えてしまうと忘却の機能が働くのかもしれません。

このときに、自分にとって重要と考えられるものを残すことになるので、重要度の低いものから「自然忘却」されているのかなと思ったりも・・・。

もし、そうであるならば、「忘れてしまう」ということは、そのお子様にとって、勉強が最重要とは考えていないという証拠かもしれません。点数をあげていくためには、単に「知識」や「技術」を教えるだけではなく、「自信」をもたせていく取り組みが、わたしたちの最重要課題といえるのかもしれません。