『でさ、きょうこ(仮)?
 わかった?』

どこか、きいているような聞いていなかったような。。
でも、私はそこまで
聞いたことを話して、

『う、うん。
 わかってるよ。
 私はフェードアウトしていけばいいんだよね?
 うん。
 フェードアウトするよ?』

と返事した。


『ちがうよ!』彼は大きな声で否定した。

『え??』


『結婚はするけどさ、
 俺のこと
 一番わかってくれてるのは 
 きょうこ(仮)でしょ?
 いろんなこと、相談したいし
 家庭で息苦しくなるかもしれないしさ。
 だから、会いたいと思ったら
 会えるように
 いつも近くにいてね』

にっこり微笑む彼。


『う、うん。わかったよ』


こいつもクズだけど
私もクズだ。。。

こうやって、また
どろどろクズクズと
一緒に生きていくんだろうな。。。