空いた時間で、自宅近くを散策することにした足あと


 山を埋めるように建っている家並みを縫うように歩く。


 山なんだから、すべて上り坂・・・。


 始発駅電車の線路を横切り・・急勾配を歩いていく。


 とちゅう、電動アシストちゃりんこに、追い抜かされる。


 ちゃりんこの彼女は平然と上っていく・・。恐るべし・・ガックリ


 住宅が途切れたところから、舗装されていない道路へ・・。


 ここからは さらなる山への入り口。


 中腹に山寺がある。


 そこからの景色は絶品富士山


 「ひとりあるき ちゅうい」 という 看板・・。


 一組のご夫婦とすれ違う・・。


 「夕焼けがきれいでしたよ」 と 奥様が話しかけてきてくださった。


 「ヒトリなんですけど、のぼって大丈夫ですか?」


 「いま、誰かのぼっていかれたので、心配ないですよ」 と心強い お言葉。

 

 で・・さらに険しい上り坂へ。


 ザワザワと竹林霧


 竹どうしが 擦れる音に 少々ビビる。


 でも、だんだん心地いい音に 聞こえてきた。


 i・・癒しの音。


 しばらく竹林の中に佇んで、 時計を見ると17時30分・・。


 日は長くなったけど、家につく頃には暗くなっているかも叫び


 ため池を 覗きこんで バスの影を探す。


 また住宅地の坂をくだる。


 何気ない風景だけど、気にとめると 春が近いことも


 自分の怠けた筋肉にも気づいた(笑)


 

 全身黒で、マスクをした とっても怪しい山ガール・・。