(4)津波・宏観異常現象 昭和8年続き | obserのブログ

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静岡県東部より地震予知観測・観察状況を中心に書き込みます。

三陸海岸大津波

前兆現象

      

つづき

・  

昭和八年の津波

・   

  前兆現象  

・  

    魚介類    

・   

明治29年と同じように

沿岸各地で例年になく

鰯の群れが海岸近くに

殺到し 大豊漁となる

・    

・  

三陸沿岸の鰯漁は

11月に急激に

漁獲量が減るので

漁は終わる

・  

しかし

年を越しても

漁獲量は激増した

・   

※ この当時

寺田寅彦

駿河湾東北部の

鯵の漁獲高と

同地方の

地震頻度との間に

正相関が若干みられる

という研究を行っている

・  

地震曲線と

漁獲曲線の

相関を調べると

地震の効果が

約30日後に

負相関として

漁獲高に現れるらしい

と報告している

 ・ 

しかし   

大津波と大豊漁は

因果関係はない

鰯の大豊漁は

大津波と鰯の

大豊漁期と

偶然一致したもの

と言う 元 

水産大学

学長も現れた

(小林唯司著

寺田寅彦と地震予知)

より 

・   

現場の実情も知らずに

簡単に

豊漁と大津波の関連を

否定する

こういう方は

いつの時代にも

存在するものです

・  

漁師の皆さんは

都会人が

考える以上に

海に関する見識や

体感をもっています

話を戻します

・  

後に

中央気象台

続発する地震の影響

鰯の群れが

沿岸方面に

移動したものに

違いないと

発表している

現在の

気象庁の

自然に対する

姿勢がいかに

退化しているか

が分かる

・  

・  

  鮑(アワビ)・海藻  

・   

岩手県

下閉伊郡田野畑村島ノ越

・   

津波以前に

波打ち際に

大量のアワビが

打ち寄せられた

死んだアワビもあった

 ・ 

無数の海藻類

海岸をうずめるほど

漂着した

明治29年の

大地震にもこの

現象があった