(46)新・地震の話 ④bの大小 | obserのブログ

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静岡県東部より地震予知観測・観察状況を中心に書き込みます。

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b の大小

・  

水上君は

火山地震を大きく

分類して

A型とB型と噴火型

との三つにしている

・  

A型

・・火山の

基底におこる・・・・

震源の深さは

1~10キロメートル

・  

B型

・・活動している

噴火口そのものの

ごく近くにおこるもの

震源は非常に浅い

・  

噴火型

・・一つ一つの爆発に

対応して生ずる地震・

・  

水上君は

この3つの型について

同じように

・・Mと数との関係を

調べて

b の値をきめ、

次のような結果を得た

 

  

・・震源が浅いほど

b の値は大きい

 ・  

火山では

浅いところほど

不均一できずだらけ

こう考えれば  

・・普通の地震の

場合とも

話がうまくあう

・  

また火山構造の

成り立ちからみても

もっともらしく

考えられる・・

このように

考えてくると

   

ある地域において

大小の地震の

数の割合が

どうなっている・・

ということは、

・・地域自身の特性

・ 

いわばエネルギーを

蓄えるいれものの

性質による・・・・  

・  

・・地球全体を

大きな目で見れば

・ 

地質学的の歴史が

古くなるにつて

b の値がだんだん

小さくなる

・  

ある地域が

地質学的に

年をとってきて

固くかたまって来ると

b の値・・

だんだん小さくなる・

しかしこれは

数百万年とか数千万年

とかいう

スケールの時間の

問題である

・ 

もっと短い時間に

b が変わることも

あるらしいという

問題である

※b は前震か本震か

どうかの判断に

重要な値です

 

2016年1月20日

箱根芦ノ湖と駒ヶ岳

駒ヶ岳の下に大涌谷の

マグマがあるという

駒ヶ岳のあちら側に

硫黄地獄がある

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