(42)新・地震の話 ②マグニチュードと震度 | obserのブログ

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静岡県東部より地震予知観測・観察状況を中心に書き込みます。

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マグニチュードと

震度 

地震のマグニチュード

Mと

震度Ⅰ(1)

との関係は

まさにこれに似ている

・ 

M が光度に

I が照度に・・・

 

M は

出る エネルギーに

関係し

・ 

Ⅰ は

来る エネルギーに

関係している・・・

  

 

震度Ⅰというのは

おのおのの土地で

どのくらい地震が

はげしかったか

という程度を示す・・

※注 

気象庁では

現在使用されていない 

この本は1967年

第一刷発行です.

  

これをみると

いかにも粗雑だ

という感じを受けられ

・・・ 

もう少し何とか

ならないか・・・

当然である

・  

震度というのは

要するに

おのおのの土地に

おける地震のはげしさ

・・・、

・ 

・・どんな物理量に

よってきまるのか  

・・・実に複雑な

問題である

・  

振動の振幅

周期

速度

加速度

継続時間 

などという

たくさんのものが、

からみあって

きまるものであるに

ちがいない

 ・  

しかし

上のようなあらい

規準をおくと

大勢の人の判断が

だいたい一致して 

これなら弱震だ

とか

軽震だとか・・・

・きまる

・ 

・・海が荒れている

とか

風がひどいとか

われわれは普通に

使っている 

・・・今日の荒模様と

昨日の荒模様とを

くらべる

・  

・・判断が

人によってちがうことは

ほとんどない

・ 

しかし

荒模様とはいったい

何なのか 

どういう物理量

なのかと・・・・

これには答えられない

・  

波の高さ

周期等々  

が複雑に

からみあったもので

あるから

一つの物理量ではない  

・・・それでも

・荒模様なるものが

 

海の状況を

あらわすのに、

手っ取り早い

便利なものさし・・・

たしかである

 

2015年12月

箱根硫黄地獄付近より