11・・北伊豆地震・(光)気象庁の記録 | obserのブログ

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静岡県東部より地震予知観測・観察状況を中心に書き込みます。

気象庁では 

 

 

当時の気象庁は

光 という宏観異常現象を記録していたのです

 

多少省略して現代語に直して記載します

 

   

  

地震の光に就いて

  

   技師 國富 信一

   

今回の地震の発震に際して

異様な光を見たとの報告が有った

  

このような光は

関東大震災の時も 北丹後の地震の時にも

1、2の報告が有ったが

今回ほど この種の報告が多かったことは

珍しい

  

とにかく これは興味ある現象として

研究の価値があるから

ここに全ての報告を掲載する

   

   

  銚子測候所報告

  

午前4時4分異様の光

西北西に見え

 

同4時5分 北西に見えた

  

  布良測候所報告

  

発震時 電灯線等の「ショート」による発光を

所々見た

発震後約30分に西方地平線近くの

一部が4、5秒間隔で電光が観測された

  

空一面灰色の層状の雲が空を覆っていて

いくつもの陰影が有った

これに火花は一度も見えなかった

   

 

   松田(田中 武治氏)

  

揺れ始め 1,2回の電光を見た

主要動に入り 数回にわたり

電光が見えた

 

   

 帝国書院地図より  

 

    

 

 

※光などの宏観異常現象は地震予知学の重要な現象です

 

科学的根拠もなしに 宏観異常現象を否定したり無視する風潮は

弾性反発説論者を中心に延々と続くでしょう

 

科学への冒涜(ぼうとく)は続く