新・地震の話 水の注入がおこした地震 | obserのブログ

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静岡県東部より地震予知観測・観察状況を中心に書き込みます。

2、

 

  

いったいどうしてこんなことに・・・・。

 

水をおしこんだ・・・とは、地下のいれものの性質をかえたということ・・・・。

 

いままで、

・・・辛うじてつりあいを保っていた方々の岩石、

 

またその割れ目など・・・、水がやって来たために弱くなったのであろう。

 

  

・・、これまでの強さ・・そのままエネルギーを蓄積していられた・・・、

 

いれものが弱くなった・・・

もはや蓄積しているわけにいかなくなった。

 

そして

余分のエネルギーをはき出して・・・地震になったと考えるより他はなさそう・・・。

  

 

これは・・・、

ある物質の溶液の中から その物質の結晶が晶出場合と似ている。

 

たとえば

水を高い温度に・・・、それにミョウバンを溶かすとよく溶ける。

 

それから

この溶液の温度をだんだん下げていくと、

 

やがてはじめに入れたミョウバンの量が、その温度に対する 飽和量 よりも多くなる。

 

その余分の量は

結晶となって晶出するより他に仕方がない。

  

 

ミョウバンの量・・・

蓄積されるエネルギー

 

晶出する結晶を

出てくる地震のエネルギー・・・と考えればよい。

 

いれものは溶液・・・・、

その温度の変化によって結晶が出てくる。

 

これは、

地面といういれものに水を注入したことによって

 

地震のエネルギーが出てくるということと

 

現象論的には似ている・・・・。

  

  

それにしても、

このことからわかるように、

 

地面というのは、実にきわどいつりあいを保っている・・・・。

 

厖大な水の量とはいうものの

 

たかが水をおし込んだくらい・・・、 エネルギーが余分になって、

 

地震に・・・・。

 

 

少なくともそういう場合がある・・・わかったのは、

 

実に重要なことであるといわざるをえない。132