①120
もしもこの考えが正しいとすると、
各年に相当する点が、
S直線よりもどれだけ下にあるかということを調べて、
その増減を見守って・・・・
日本の地下の蓄積エネルギーの消長がわかる・・・・・。
図34はこの蓄積を示した・・・・。
・・・、各年に相当する点が、
どれだけ、S直線から下にあるかを示している。
・・・・この曲線は、
鋸の歯のような形になっていて、だんだん右上がりにふえては
ガタン と下がっている。
・・・蓄積エネルギーが増しては、ときどき急に減る。
急に減るのは、もちろん大きな地震がおこったとき・・・。
図34の下・・・棒線・・・、それぞれの年に、実際に発散されたエネルギーである。
・・・、次の二つのことがらは明らかに成立している。
(A) M の大きい地震は、蓄積エネルギーの大きいときにおこる
(B)蓄積エネルギーが小さいときには、Mの大きい地震はおこらない