②
さて、いよいよ地震になると、球の中のエネルギーが
球の表面をとおって四方に放散される・・・・
表面の1平方センチメートルをとおして
1秒間にどれだけのエネルギーが出ていくのであろうか。
・・・・この振動の伝わっていく速さ、
振動の平均の振幅などによってきまるはずである。
それを p としておこう。
・・・・、球の表面をとおって1秒間に出ていくエネルギーは
p に、球の表面積 4πr2乗 をかけた積
・・・4πr2乗・p となる
・・・、球の中にたくわえられていたエネルギー E が
全部放出・・・・必要な時間を t とすれば
t =(3000×3/4・πr3乗)÷4πr2乗・p
= (1000/p)r となる・・・
では表面の1平方センチメートルの面積をとおして
1秒間に出ていくエネルギー p はどのくらいのもの・・・
くわしい計算に立ち入らないが・・・
だいたい 1.5×10の8乗エルグ程度・・・ だとすると t の式は
t=(1/1.5)×10のー5乗・r =7×10のー6乗・r
もしも、 r が40キロメートル
すなわち4×10の6乗センチメートルであるとすれば
t は28秒だということになる
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